爪にデザインを描くネイルアートに、中古のスマートフォン、美しいボトルに入った赤ワイン。これらに共通している点は、全く見当たりませんよね？ことし６％近い経済成長率が見込まれるケニアを拠点に、文字どおり、アフリカの「何でも屋」を目指す日本人の女性がいます。「ＤＭＭ．ｃｏｍ」のケニア支社長、松崎冬華さん（29）です。日本でも英会話や金融、動画配信サービスなど幅広いビジネスを展開している会社で、その姿勢は遠く離れたアフリカでも変わることはありません。真の需要はどこにあるのか。松崎さんに、今後のビジネスの展望を聞きました。（国際部記者...
ｉＰｈｏｎｅを２台目として持つ人や、買い換え需要も高いことを知った松崎さん。中古のｉＰｈｏｎｅを日本から輸入して販売することにしました。ケニア、ガーナ、タンザニアの３か国に、年間合わせて２万台を販売しています。販売網の開拓を進め、今後、10年以内に年間30万台、売り上げ規模100億円を目指しています。中古スマホの販売で、最近、脅威になっているのが中国企業の存在です。中国企業は、道路や港などのインフラの大型建設を担っているという印象がありますが、最近では小売りやＩＴ分野など幅広く進出しています。
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