20代の約9割がアカウントを持っている巨大動画サービスniconicoのアニメ戦略

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20代の約9割がアカウントを持っている巨大動画サービスniconicoのアニメ戦略(2013)

4つめの展開は「アニメプロモーション番組」。基本的には商品、つまりCDやDVD、イベント告知などがあって作るものです。音楽のプロモーションであればアーティスト本人に出演してもらい、視聴を高めるために過去のライブ映像やPV映像などを加えて、本人出演トークにつなげていくという形です。映像のプロモーションであれば、キャスト出演映像を一挙放送の後に出し、視聴者数が多いタイミングで見てもらいます。新作のプロモーションであれば発表会の中継や、前のシーズンの一挙放送などが挙げられます。小川さんによると「なるべく人にたくさん見てもらえるように編成している」とのこと。niconicoで生放送をするメリットは、イベント会場だとどうしても人数が限られてしまいますが、ネットだとキャパを考える必要がないため、より多くの人に届けられ、しかもリアルタイムで知ってもらえるという点。テレビとは異なり何千万人が見られるという環境ではないものの、Twitterなどによってよりライトなユーザーまで情報を循環させることができます。

7月にはセーラームーンの20周年イベントで、六本木のニコファーレでトークイベントをしつつ、パリで開催されていたJapan Expoの会場と中継を行って、ももいろクローバーZに主題歌を歌ってもらうということを実施。このときも11万5000人が来場しました。この放送直後にはセーラームーンの公式サイトに通常よりもかなり多いアクセスがあったそうです。10月にはKalafinaにSONYスタジオで歌ってもらうという「生歌・生中継」。ユーザーからは生歌を希望する声も多いので、自然と人が集まる展開になっています。 5つめの展開はイベント・LIVE生中継。その一番の目的は「リアルタイムでイベント会場にいない人にも伝えられる」というところにあります。これは無料だけではなく、有料でも可能。無料イベントだと、2012年のアニメコンテンツエキスポでニワンゴブースやイベント中継を実施したり、先ほどのももクロJapan Expoライブや、ジャンプフェスタのステージ生中継などがありました。有料放送はアニメだとあまりないですが、ビジュアルアーツの20周年記念イベントでは有料のネットチケットを販売したりしています。一般のライブやイベントなどで需要があり、目的に合わせての生中継や、行けない人向けのプロモーションフィールド拡大のほか、ネットチケット販売での収益化もできている、というわけです。1つめは「生徒会の一存 Lv.

最後の事例は「猫物語」。これは大晦日に生放送したもので、TOKYO MXとBS11でも同じ時間帯に放送が行われました。なかなかテレビでこの番組のために特番を作るというのは難しいですが、niconicoは枠が無限にあるので、プロモーションとして12月7日に「最新情報発表会」をソラマチから生中継。取材陣もユーザーと同じタイミングで放送を知るというサプライズとなりました。また、各局の担当者も出演して31日に向けての意気込みを語ったり、ニコニコニュースのカテゴリに「ねこだいすき」を追加して発表会のニュースを入れたり、さらにはトップページの都度告知や、時報の声を堀江裕衣さんに担当してもらうなど、周知を徹底。放送の前々日には化物語「つばさキャット」を一挙放送、前日には「つばさキャット」BD特典のキャラクターコメンタリー版を放送しました。

 

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