特に、伊豆諸島北部では、「線状降水帯による非常に激しい雨が、同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まった」として、気象庁は8時59分、「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。この情報が運用になって、全国で2例目です。また、本州や九州南部でも、雨が強まりました。東京都心では、1日0時からの降水量が50ミリを超え、平年7月ひと月分の約3割の雨が、たった半日足らずで降りました。東京都心で、7月に日降水量が50ミリを超えたのは、3年ぶりです。鹿児島県屋久島町尾之間は、降り始めからの総雨量が200ミリを超えました。そして、この太平洋側の大雨は、2日金曜も続くでしょう。ポイントは、1日木曜よりも、大雨の範囲が広くなることです。雨が、いったん弱まった所でも、油断はできません。
特に大雨が心配されるのは、関東甲信から九州、奄美です。局地的にカミナリを伴って、非常に激しい雨が降るでしょう。「非常に激しい雨」とは、滝のようにゴーゴーと降る雨で、傘は全く役に立たないレベルです。また、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、車の運転は危険なほどです。2日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、東海で250ミリ、関東甲信・近畿で200ミリ、九州南部・奄美で150ミリとなっています。その後、3日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、近畿100~200ミリ、東海・九州南部100~150ミリ、関東甲信・奄美50~100ミリです。そんな大雨の時に危険な場所は「河川・用水路」「アンダーパス」「斜面・ガケ」です。このような場所には近づかないようにするとともに、最新の気象情報をチェックしてください。をチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
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