1920年代のアメリカで、ドライブスルー型のスーパーが試されていた

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車社会ならではの発想。ドライブスルーと言うと、ファストフードを思い浮かべてしまうものですが、かつてアメリカにはドライブスルー型のスーパーなるものが...

スーパーに入りたいドライバーは右側にあるエントランスに向かい、減速して徐行します。セダンの窓かツーリングカーの片側、もしくは何であれ彼が所有するマシンから手を伸ばし、お望みの食料品を選びます。そのほとんどは、当然ならが便利なパッケージにくるまれています。食料品はトレーに置かれて、購入者の望むままローラーコンベヤー上を移動します。この閉鎖された空間で、中に並ぶ全車両から出る排気ガスはどうなる?と思われているかもしれません。雑誌の記事ではその点についても考えられていると述べています。

換気についてはスーパーの設計者たちが対処済みなので、ドライバーがこの点を心配する必要はありません。巨大な排出ファンが、あらゆる一酸化炭素ガスの蓄積を散らすために絶えず気流(冬場は暖められている)を提供。したがって、ドライバーは食材選びに望むだけの時間をかけられます。Richard Longstreth著の書籍『The Drive-In, The Supermarket, and the Transformation of Commercial Space in Los Angeles, 1914-1941』より 利用客が運転席に座ったまま店員に発注するタイプのドライブスルー型スーパーもありましたが、招きかねないボトルネックのせいでこのやり方は広まらなかったようです。そのうえ、ほとんどの利用客が買い物中はクルマから離れる方を好むという従来の社会通念が保たれていました。客の流れをさばくため、自動車の循環をサポートして、駐車したクルマを見張る従業員のいたスーパーもあったのです。

1928年刊行の『Science and Invention』にあった記事は、この障害への回避策があったと強調していました。人々がただ歩いて店を回れたのでは、そもそもの意図をくじいてしまったように見えます。 一方、歩行者はカウンターから自分で給仕でき、回転テーブルはいい具合に整えられていました。歩行者もドライバーもドライブスルー型スーパーを出る際には、彼らの購入品は出口でレジ係にチェックされ、そこで支払いをします。真向かいには肉売り場があるため、レジ係が商品をチェックしている間に、肉屋は注文を処理できます。ドライブスルー型の食料品ショッピングが実現したのは1920年代だけではありません。1950年代もまた、クルマ中心の小売のアイデアにとってはおもしろい時代だったのです。

 

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