ゴールドラッシュ(1848〜1855)の前までのカリフォルニアは、荒れ果てた無法地帯でした。サンフランシスコの人口は、1846年の時点で200人程度。しかしゴールドラッシュによって「憧れの地」となり、1869年には最初のアメリカ大陸横断鉄道が開通したこともあって、1870年の時点ではそれが15万人にまで増えました。にしか人が住んでいませんでしたが、1860年代には市街地が西へ拡大。そこで、人々が集う大規模な公園として1871年につくられたのが、ゴールデン・ゲート・パークです。公園の予定地は、太平洋沿岸のビーチフロントから市街地方向へのびる長方形の敷地で砂丘のような荒れ地。木を生い茂らせるのも大変だという環境でした。代わって、登場したのが土木技師のウィリアム・ハモンド・ホールでした。彼が頑張って完成させたのが、セントラル・パークと同じような立派な公園でした。■ヴィクトリア様式の木造建築が生み出す街並み国広ジョージ『教養としての西洋建築』(祥伝社)1850年から1900年まで合計4万戸あまりの住宅が建てられました。地元の建築史家の研究によると、このヴィクトリア様式も総括的な呼び名で、細かく
色彩もバラエティーに富んでいて、現在のサンフランシスコにはこれら築120年以上(最古は築170年)の住宅が残されており、とても文化性の高い豊かな街並みを形成しています。やはり新興国の米国には、ヨーロッパの歴史や文化に対する憧れや敬意があったからでしょう。 ヴィクトリア様式の住宅は、リノベーションされていまでもサンフランシスコにたくさん残っています。余談ですが、僕が20代の頃、老朽化し放置されていたようなヴィクトリア様式の住宅を安く買った事務所の同僚がいました。シリコンバレーというIT産業の一大拠点を持つサンフランシスコは、お金持ちにしか住めない街になってしまいました。
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