それらは、それぞれその機種専用のソフトしか動かすことができいため、他機種で人気タイトルがリリースされた時は自分の所有ハードに移植されるまで指をくわえて待つか、その作品が遊べるPCを購入するしかなかった。とはいえ、この時期のPCといえば安くても3、4万円、高ければ10万20万円するものも珍しくはないので、追加購入は現実的ではないのだが……。
プレイヤーは自機であるTHEXDERを操作し、迷路状になっている惑星内部を探って磁力線発生装置を破壊するのが目的となっている。ゲームはサイドビューのアクションゲームとして進行し、THEXDERはテンキーで上下左右に移動。ロボットの形をした戦闘形態時にスペースキーを押すと、オート・エナミー・チェイサーが働き全自動照準で毎秒15発ものビームライフルを発射することが可能だ。このときは、上移動はジャンプになる。戦闘形態でテンキーの2を押せば飛行形態に変形し、空中を自由自在に移動することができるが、壁などに衝突すると自動的に戦闘形態に戻ってしまう。ただし、戦闘形態を保つスペースが確保できない通路などでは、そのまま反転する。飛行形態時、スペースキーを押せばビームライフルを発射できるが、狙えるのは正面のみだ。SHIFTキーを押すと、自機のエネルギーを10%使用して一定時間被ダメージを防ぐバリアを張る。このバリアには攻撃判定もあり、敵と接触することでダメージも与えられるのだが、そうするとバリアの耐久時間が勢いよく減ってしまうので注意が必要だ。
そんな最中に登場した本作は、滑らかに変形する自機やPCとは思えない8方向へのスムースなスクロール、美しく煌めくビームライフル(とマニュアルには書かれているが、レーザーのほうがしっくりくるだろう)、戦略性、さらにはPC-8801mkIISRのFM音源を利用したノリの良いBGMが人気を博し、大ヒットとなったのだ。さらに「テグザー」はPC-8801mkIISRにとっての“キラーコンテンツ”となり、本体の売上にも寄与したそうだ。 このように、単にレーザーを乱射していれば先に進めるというアクションゲームではなく、戦略要素も入っているのも「テグザー」の特徴だった。そのおかげで、やるべき事はシンプルでも簡単に飽きず長く遊べる作品に仕上がっていたため、長期間人気を保ったのだろう。各ステージをクリアすると最大エネルギーが10%上昇するが、バリアを使用せずにクリアできれば30%上昇するといった隠しテクニックも仕込まれていた。
年明け4日くらいに機材返却のためにNECへと出向くのだが、なんと返却すべき開発機材は持参せず、プロトタイプの入ったフロッピーディスクのみ持ち込み「機材返却に来ましたが、こんなのができたので見てください」と。実演したところ、もの凄く喜ばれたそうで「PC-8801mkIISR発売に合わせてリリースしたいので、よろしくお願いします」と言ったところ、貸し出し延長の許諾まで得られたという嬉しい展開に。しかしこのときは内心「返す気はなかったので、返却を迫られたらごねようと思っていた」とは五代氏の弁(笑)。
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