黒河内 真衣子──「作るものも生まれるプロセスも、自分が綺麗だなと心が動くものは10年、変わらない」【THE ONES TO WATCH vol.13】

  • 📰 voguejp
  • ⏱ Reading Time:
  • 52 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 24%
  • Publisher: 63%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

今年ブランド創設12年目を迎え、纏う人の魅力を最大限に引き出すことで知られているMame Kurogouchi。デザイナーの黒河内真衣子を、彼女と同じく「THE ONES TO WATCH」に選ばれた、注目の若手モデルの平田かのんとともに撮影。2021年には、10年間のアーカイブを長野県立美術館で展示し、初のインナーコレクションをユニクロと展開するなど目覚ましい活躍を見せた。デザイナーかつ経営者である黒河内の今後10年の展望とは?

にも取り組んだ。「過去を振り返った一年でした」と黒河内は語る。「すると、同じことを繰り返してきた10年だったことに改めて気づきました。作るものも、それが生まれる前のプロセスも、自分が綺麗だなと心が動くものも変わらない」

夏に長野県立美術館で行った「10 Mame Kurogouchi」では、10年分のアーカイブをキーワードで振り返った。「アーカイブを見て、シーズンごとではなく、私が何に引っかかり物作りをしてきたのか、そのキーワードを抜き出して展示したいと思いました。原動力となるのは、職人の技術や旅の記憶、あるいは日常における発見などで、それらはずっと変わりません。10年間書き続けてきた手記やスケッチも初めて発表しました。それまでは、お客様に制作のプロセスを見せる必要はないと考えていたんです。物作りは私にとっては楽しいけれど、美しいものを生み出すのは時に残酷なことでもあります。それを見せるのは怖かったのですが、自分のやってきたことへの興味や理解を示してくれるお客様がいることがわかり、Mame Kurogouchiにとっての財産だと思うようになりました」

新たな挑戦としては、ユニクロとともにインナーウェアコレクションを発表した。「下着が好きで、これまでもあらゆる下着を試してきました。ユニクロの下着は、ワイヤーを使わずカップの整形だけで胸をホールドする独自のもので、個人的に興味をもっていました。美しいカッティングを生み出すにはどうすればいいか? 服作りの際に私はアウトラインから考えるのですが、下着はその逆で彫刻のように削ってゆくプロセスを試みました。肌に対してどの部分を削り、どの部分を残していくか。初めて挑戦したやり方で、Mame Kurogouchiの服作りにおいても勉強になりました」とともに変わってきました。昔からの技法はもちろん大切ですが、これから私たちが生きていく上でどういう繊維が必要か、作り方や使用した後はどうするのか。物作りにおいても産業においても循環させていくことが大事です。素材の研究や開発に取り組みながら、自分たちがどういう企業として活動していくべきか、スタッフとともに問いかけていきたい」長野県生まれ。2010年に黒河内デザイン事務所を設立、「mame」をスタート(2018年「Mame...

Photo: Takashi Homma Interview & Text: Jun Ishida Hair & Makeup: Rumi Hirose Editors: Maki Hashida, Yaka Matsumoto, Kyoko Osawa, Yui Sugiyama

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 34. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。