米中西部ミネソタ州ミネアポリスで昨年5月に起きた黒人男性ジョージ・フロイドさん(当時46)暴行死事件で、ミネアポリスの州地裁の陪審は20日、白人の元警官デレク・ショービン被告(45=事件後に免職)に第2級殺人などの罪で有罪の評決を出した。被告は無罪を主張したが、陪審は起訴内容を全面的に認めた。
昨年全米に拡大した人種差別抗議デモの再燃は遠のいた。バイデン米大統領はホワイトハウスで演説し「正義への偉大な一歩になり得る」と評価した。量刑(最高で禁錮40年)が近く言い渡され、被告は控訴するとみられる。ショービン被告は昨年5月25日、偽札事件の通報で現場に駆け付け、フロイドさんを拘束。9分29秒間にわたり膝で首を地面に押し付けたとして、意図的な激しい暴行で死亡させたとする第2級殺人などの罪で起訴された。 検察側は公判で、フロイドさんが亡くなるまでを写したビデオ映像を流した。意識を失うまでに「息ができない」などと27回訴え、言葉を発しなくなってから4分44秒間も首を膝で押さえ続けたとして、被告の過剰な制圧行為で窒息死したと指摘した。
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ソース: bbcnewsjapan - 🏆 1. / 68 続きを読む »