10月14日に幕を開ける秋季・北信越大会。この夏の甲子園では、同地区からの代表5チームがいずれも初戦敗退と振るわなかったが、はたして新チームの実力はいかほどか。16校が2枚の“センバツ切符”をめぐってしのぎを削る今大会も、星稜など甲子園常連校が中心となりそうだが、夏を逃した強豪校も虎視眈々。新潟在住のライター、岡田浩人氏に注目すべき5つの高校を挙げてもらった。・石川:星稜➀、日本航空石川②、小松大谷③来春のセンバツ出場を懸けた秋季・北信越大会が、10月14日に福井県で開幕する。出場するのは、新潟、長野、富山、石川、福井の各県大会で上位の成績を残した計16校だ(開催県の福井から4校、その他の県から各3校)。
北信越地区のセンバツ出場枠は「2」。2004年以降は決勝に進出した2校が順当に選出されている。そのため北信越大会に挑む各県代表校はまず、準決勝突破までの「3勝」を目標に掲げる。第1週目の土日(14・15日)が1回戦と準々決勝の連戦、そして第2週目の土曜日(21日)が大一番となる準決勝だ(決勝は22日)。 2連戦を2週にわたって戦う大会フォーマットだけに、カギを握るのは投手起用。実際、近年の秋季大会でも高い投手力を誇るチームが上位に勝ち上がっている。過去の優勝校は、例えば2018年が現ヤクルトの奥川恭伸を擁した星稜(石川)で、21年はエース上加世田頼希(日本大)が決勝で完封勝利を挙げた敦賀気比(福井)、そして記憶に新しい昨秋は長身の右腕・友廣陸が牽引車となった北陸(福井)。夏に比べて攻撃力が未完成なため、秋の段階では“スーパーエース”を抱えるチームが上位候補となる。今夏は初戦で長崎の創成館に敗れたものの、佐宗自身は2回途中から登板し、4回2/3を投げて被安打2、奪三振5、自責点0という安定した投球を披露。130キロ台後半の直球とキレのあるスライダーなどの変化球を低めに集め、めったに大崩れしない点が魅力だ。さらに今秋の石川大会決勝(日本航空石川戦)では、タイブレークの延長11回2死から勝ち越しとなる内野安打を放つなど、打者としても勝負強い。続きは
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