かたや日本のポップス、J-POPはどうなのでしょうか?最近相次いで亡くなった筒美京平、なかにし礼、阿久悠を始めとした昭和歌謡の巨匠たちの独特な楽曲、バンドブーム、フォークソング、そしてJ-POP…と、様々な「イノベーション」により、平成の途中まで活況を呈してきました。J-POPには、まさに数々の成功体験があったのです。
特に、三人娘、アイドル、おにゃんこ、モー娘。、AKB、男性ではジャニーズ…などと、素人っぽさ、親しみやすさを強調したひとつの流れは、世界的なプロフェッショナルによる「ショービズ」とは全く違うもので、日本独特の「ガラパゴス」であったといえるでしょう。 過去に、世界的にパッケージドメディア(CD)の売行きの悪化が起きたことに対して、日本ではアイドルによる握手会、選挙などの「イノベーション」によって、ガラパゴスの寿命を延命させてしまったきらいがあります。AKBスキームの東南アジア進出にしても、ということです。このやり方は、最初から巨大な欧米市場を視野に入れ、そこで売れるものを徹底的に鍛えあげていったK―POPの手法とは全く違います。欧米では、既に街からはCDショップが姿を消しています。そして現在は、ストリーミングによるサブスクリプションサービスが主流となっているのです。そのお蔭で、音楽産業は2010年代前半の不振から完全に脱し、急速な回復を示しています。その一方で日本は、インターネットの通信速度やキャパの拡大によって可能になったストリーミングサービスや、規制緩和やビジネスモデルの見直しによるサブスクリプションサービスへの方針転換には、ずっと躊躇してきたのです。世界の音楽産業売上推移ようやく日本市場も、ダウンロードの売り上げ(約300億円)や、今後の牽引役であるストリーミング(約590億円)が上回ってきているとはいえ、
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