韓国カルチャーを牽引するクリエイターたち vol.6|写真家・Rala Choi | 【GINZA】東京発信の最新ファッション&カルチャー情報 | CULTURE

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【活躍する韓国クリエイターを紹介】写真家・Rala Choi 影響を受けたアーティストは、写真家ではイタリアのパオロ・ロベルシやフランスのサラ・ムーン。

1枚の絵画を見るような静けさのある構図と感情豊かな色彩。フィルムカメラで切り撮る作品は、自身の精神世界と向き合い生まれてきたものだと話す。右も左も知らなかったという写真との出合いからこれまで。若き写真家の見つめる風景とは。「兵役義務で統営にある部隊に入ったんです。駐屯していた島から朝起きて外を眺めると、霧の中に波だけが見える。その景色を前に、自分は一体何者なのかを考えさせられました。そう簡単には味わえない日常ですよね。写真を撮り始めたのはその頃のことです。当時は写真家になるとは想像していませんでしたが、軍隊生活で見た風景や経験が自分の中に無意識に刻まれていたんだろうなと思います」「ツテもなく、何をやっていいかもわからない状態でした。ただ、田舎でくすぶっていてはいけない、ソウルに行けば答えが見つかると思い上京したんです。まずは工場で働いてお金を稼いで、さあどうしようかと考えました」「23歳くらいです。ちょうどその時にサイワールドというSNSサービスが始まって、WEBを介していろんな人とつながる時代が来ていました。そこで出会ったおしゃれな人たちがかっこ良く見えて、みんなを集めたら何か面白い

1枚の絵画を見るような静けさのある構図と感情豊かな色彩。フィルムカメラで切り撮る作品は、自身の精神世界と向き合い生まれてきたものだと話す。右も左も知らなかったという写真との出合いからこれまで。若き写真家の見つめる風景とは。「兵役義務で統営にある部隊に入ったんです。駐屯していた島から朝起きて外を眺めると、霧の中に波だけが見える。その景色を前に、自分は一体何者なのかを考えさせられました。そう簡単には味わえない日常ですよね。写真を撮り始めたのはその頃のことです。当時は写真家になるとは想像していませんでしたが、軍隊生活で見た風景や経験が自分の中に無意識に刻まれていたんだろうなと思います」「ツテもなく、何をやっていいかもわからない状態でした。ただ、田舎でくすぶっていてはいけない、ソウルに行けば答えが見つかると思い上京したんです。まずは工場で働いてお金を稼いで、さあどうしようかと考えました」「23歳くらいです。ちょうどその時にサイワールドというSNSサービスが始まって、WEBを介していろんな人とつながる時代が来ていました。そこで出会ったおしゃれな人たちがかっこ良く見えて、みんなを集めたら何か面白いことができるんじゃないかと思った。それでためたお金で地下ファクトリーを作ったんです。でも、みんな若者ばかりで何をしようかとなってもわからない。じゃあ私は写真をやるよと始めたんですが、もうがむしゃらに撮りましたね。若かったしやる気もあったから、人生でもっとも打ち込んだ時期だったかもしれません」「その時はデジタルです。写真は自分の考えをアウトプットする手段だったので、撮りたいものを撮ってはフォトショップで編集してました。変わった作品が多かったからプロの目にはユニークに映ったんだと思います。興味を持ってくれた写真家が集まるようになったんですが、私はカメラの基礎知識すらなかったから話をしていて実はヒヤヒヤしてました。それで独学でやってみようとフィルムカメラを買ったのが27歳。フィルムを扱うと技術的なことがわかって、テクニックは〝手足〟であってマインドではないなと気づいた。カメラを通してさらに自分の考えと向き合うようになりました」「自分を疑うことです。経験から感じたことを形にするには、曖昧なものだからこそ時間が必要ですよね。その感情が自分の中で熟していく中で、OKだと思っていた表現方法が違ってたりするのに気づく。最近は一度自分が決めたコンセプトを客観的に、冷静に見直すことが多くなってきました。考えにはっきり確信が持てるまで撮影はしません。時間はかかりますけどね」「誰もが同じ世界に生きていますが、色や姿、形、背景は受け手によってきっと異なりますよね。映画や絵画を見て培われた色彩感覚が後天的なものだとしたら、先天的には自分が育った環境が大きいと思います。私は20歳くらいまでは田舎暮らしで、山に囲まれた自然の中で育ちました。そこで目にした風景や色合いには今もやっぱり惹かれます。色にはいろんな人格があって、与える影響もさまざま。自分の状況次第で目に映るトーンも変わります。私はひとつの色にどっぷりとはまるんです、恋愛みたいに。赤や青の作品が多いですが、最近はグレー。今後、どんなカラーが出てくるのか、それは自分自身でもまだわかりません」「写真家ではイタリアのパオロ・ロベルシやフランスのサラ・ムーン。村上春樹の『ノルウェイの森』には心奪われました。実際にノルウェーを訪れたとき、言葉が通じず、撮りたいものがいっぱいあったのに勇気が出なくて歯痒い思いをしました。でも、後ろ姿なら撮れるとシャッターを切っているうちに、その背中から物語が見えてくるのに気づいて。それがいつしか強みに変わって、人の後ろ姿をテーマにした作品が多くなりました」

 

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