青森山田 県内公式戦399連勝で27連覇…黒田前監督からの連勝守り、正木昌宣監督「ホッとしました」

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7年連続同一カードとなった青森の決勝は、前半7得点の青森山田が9―0で八戸学院野辺地西を下し、27年連続29度目の頂点に立った。

絶対王者らしい堂々としたサッカーで青森山田は県内公式戦記録を399連勝に伸ばし、27連覇を達成した。監督として初の選手権県大会優勝に正木昌宣監督(42)は「前監督(J2町田・黒田剛監督)が残した26連覇という記録にも、選手たちが気負うことなく戦ってくれた。ホッとしています」と安どした。

前半12分、主将が試合を動かした。右CKのボールに勢いよく飛びこんだDF山本虎(3年)。「ゾーンの守備でマークが付いてなかった。いいボールが来れば決められる」。たたきつけたボールはGKの股を抜き、流れを引き寄せる先制点で快勝に導いた。 昨年秋から勝ち続けていたチームは今夏の全国高校総体3回戦で、明秀日立(茨城)の前にベストメンバーで初敗戦。自信を消失する黒星だったが「負けから学んで、夏を乗り越えてたくましくなった」と指揮官。悔しさをバネにさらに成長したイレブンがプレッシャーをはね返し、全国切符を手に入れた。 2年ぶりの全国制覇を目標にスタート地点に立ったが、「キチッと一つ一つの大会に向け準備をしていきたい」と、まずは首位に立っているプレミアリーグの優勝を目指す。高校年代最高峰の大会を制した先に、3年間の集大成となる選手権で優勝を成し遂げる。

 

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