難攻不落の要塞に挑むRマドリード 3連敗中の敵地でマンチェスターC相手にリベンジ目指す

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スペイン発サッカー紀行 ニュース

コラム,高橋智行通信員,レアル・マドリード

今季最高のビッグマッチの第2ラウンドが間もなくやって来る。新たなヨーロッパサッカー界の“クラシコ”になりつつあるレアル・マドリード対マンチェスター・シティーの… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。

高橋智行(たかはし・ともゆき)大学卒業後、日本でのサラリーマン生活を経て渡西し、スペインサッカー関連の翻訳やメディアの仕事に携わり10年以上が経過。休日は所属するアマチュアチームでスペイン人や南米人と一緒にプレーを楽しみ、バルで試合観戦とサッカー三昧の日々を過ごしている。新たなヨーロッパサッカー界の“クラシコ”になりつつある レアル・マドリード マンチェスター・シティー の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦は、“ゴラッソ(スーパーゴール)”連発のスペクタクルな展開となった。アンチェロッティ監督はシステムを4-2-3-1に変更し、ロドリゴを左サイドハーフ、ビニシウスをセンターフォワードに配置するという新たな試みを行った。これが功を奏し、左サイドを起点に攻撃を仕掛けて決定機の数で上回るも、結果は3-3のドロー…。これはRマドリードサポーターにとって、昨季の悪夢を思い出させるものとなっている。続くエティハド・スタジアムで行われた第2戦、Rマドリードはほとんど何もできないまま0-4で惨敗。大会2連覇の夢は儚く散っていた。

アンチェロッティ監督は試合後、「こういうことはサッカーで起こり得る。我々は前半、よりインテンシティが高く、クオリティーの高いプレーをした相手と対戦した。昨季(22~23年シーズン)は我々が優れていたが、今日は彼らの方が素晴らしかった」と振り返った。 そしてカルバハルも「最初から最後までシティーの方が良かったし圧倒された。それが結果に現れたんだ」と語り、クルトワは「最初に激しいプレスをかけられ、ボールを持った時に前に行けなかったし、相手が多くの人数をかけてきたのでペナルティーエリア内に押し込まれてしまった。立ち上がりはうまく持ちこたえたが、自分たちのプレーができず、チャンスを作れなかった」と完敗を認めていた。

敗因を挙げればキリがないが、中でもビニシウスは「グアルディオラの仕掛けた檻から逃れられなかった」「地球上で最もドリブル成功数の多い選手が、シティー相手に一度もドリブルを成功させることも、ゴールチャンスを作ることもできず、エティハドを去ることになった」とパフォーマンスの悪さを地元紙に指摘された。試合前、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(右)はマンチェスター・シティのグアルディオラ監督と抱き合う(ロイター)昨季の悔しさを胸に今季をスタートしたRマドリードは、開幕時に守備の要であるクルトワとミリトンをそろって前十字靭帯断裂の大けがで失う不運に見舞われる。しかし、アンチェロッティ監督は守備面をうまくやりくりし、移籍金1億300万ユーロ(約256億円)で加入したベリンガムを瞬く間にフィットさせた。今季ここまでの公式戦成績は44試合34勝8分け2敗。敗北はアトレチコ・マドリード戦の2試合のみで、ここ15試合負けなし。スペインリーグでは2位バルセロナに勝ち点8差をつけて首位を独走している。

このようにチーム力を高めて好調を維持しているものの、エティハド・スタジアムで待ち構えるマンチェスター・シティーは、Rマドリードが今季対戦する中で最強の相手であることに間違いないだろう。またこの試合ではクルトワとアラバをけが、チュアメニを出場停止で欠くことになる。けが人が次々と回復し、第2戦にはほぼベストの状態で臨むことができる。唯一の気がかりはストーンズのみで、第1戦に出場しなかったデブライネ、エデルソン、ウォーカー、アケがスタメン入りする可能性が高い。Rマドリードはマンチェスター・シティーとこれまで、公式戦(全て欧州CL)で11試合戦い3勝4分け4敗。しかし、アウェーでは0勝2分け3敗の3連敗中と、一度も勝ったことがない。当然、大手ブックメーカー会社Bwinのオッズも、Rマドリード勝利4・75倍、マンチェスター・シティー勝利1・65倍と、ホームチーム有利になっている。そしてドイツの移籍情報サイト「トランスファーマーケット」による選手の市場価値合計は、Rマドリードが10・4億ユーロ(1664億円)で、マンチェスター・シティーは12・7億ユーロ(2032億円)となっている。

コラム 高橋智行通信員 レアル・マドリード マンチェスター・シティー 日刊スポーツ

 

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