熊本市内の雑居ビルで今年5月、派遣社員辰島ありささん=当時(29)=の遺体が布に包まれた状態で見つかった事件で、熊本県警は30日、殺人と死体遺棄の疑いで、事件後に死亡しているのが見つかった熊本市中央区、会社員松原聡容疑者=当時(31)=を被疑者死亡で書類送検した。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はデイリースポーツの取材に対し、容疑者が特定された経緯や事件の詳細を推測した。
小川氏は事件現場を2度取材した。容疑者を特定した経緯について、「防犯カメラの追跡に加えて、現場では、今となっては松原容疑者だと思われるのですが、作業着姿の者が1階の右側のエレベーター前に立っていて、外に出てもまた戻ってきて…という動きも含めて、その場所にいたという話も実際に出ていました。そういうところを総合的に判断したということだと思います」と説明した。2人は近くに住んでいたが、面識はなかったという。捜査関係者によると、辰島さんが現場となったビルの前を通り過ぎたところ、松原容疑者が後を追って声をかけ、ビルの中に呼び込んだとみられている。同容疑者とみられる人物は2時間ほど前からビル1階のエレベーター付近にいたことが住民に目撃されていた。
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