山森さんは、81年のロッテ戦(西宮)で、ホームラン性の打球を、外野フェンス上に跳び乗って見事キャッチ。後に米野球殿堂入りした球史に残るプレーを見せました。伝説のプレーがどうやって生まれたのかを明かしてもらいました。【取材・構成 高垣誠】米クーパーズタウンにある野球殿堂で、今でも映像が見られる“世紀のホームランキャッチ”は、プロ入り3年目、阪急の若き外野手が実現させた。81年9月16日ロッテ戦(西宮)の1回、ロッテは1死から弘田澄男が打席に入り、先発・山田久志から左翼へ大飛球を放った。これを左翼手山森が追い掛け、跳び上がってフェンスの上に左足をかけ、グラブを伸ばして見事キャッチした。“軽業美技”と当時の日刊スポーツでも写真付きで報じている。
山森さん本人は練習通りにできたというくらいだったが「ベンチに帰ると拍手で迎えられるし、山田さんには握手されました」と笑う。翌日にはホームランを1本損した弘田から「オレは(本塁打を)数本しか打たないのに、捕りやがって」と恨み言を言われたという。翌日夕方のテレビのニュースで初めてVTRを見たが、すごいプレーをした自覚はなかった。野球殿堂入りしたと聞いた際には「なんですかそれ?」と聞き返したくらいだった。山森さん 大熊(忠義)コーチや福本(豊)さんに聞いたりしました。福本さんは打球が飛んだら、すぐに目を切って落下地点に走る。そこで振り向いたら打球が来ているんです。最初はびっくりしました。でも何度もノックを受け、練習を繰り返していると、どこにボールが落ちるかというピントが合ってくるんです。打球の音やその日の風を計算し、打者の傾向も頭に入れていたのでだいたいこの辺りに落ちるなと予測できるようになりました。あれで守備力はグンと上がりましたね。山森さん...
マツダスタジアムでも10年に赤松や天谷がホームランキャッチを披露している。フェンスが高く登れない球場も多いが、ZOZOマリンでは今季からホームランラグーンが設置されてフェンスが低くなるなど狙える球場もある。山森さんは「チャンスがあればチャレンジしてほしい。ファンが“めったにないプレーが見られた”という選手が出てほしいですね」と、後輩たちが球史に残る新たな“ホームランキャッチ”を見せてくれることを願っていた。
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