所は1回、猪木アリ状態から踏みつけで会場を沸かせるが、バックを取られコントロールされる。2回開始早々には、左フックをもらいぐらつくが、何とかトップをキープ。最後攻守が変わるもゴング。3回開始と同時にバックを奪われるが、すぐさまスイープ。攻守が目まぐるしく変わる展開も判定負けを喫した。
敗れた所は、試合後インタビューで「ヒロ強かったなって言う気持ち。リスペクトの気持ちと、悔しい気持ち。名古屋で試合する夢がかなった。周りが盛り上げてくれて、僕がやるだけだったのに、ヒロが強かったです」と悔しさをにじませた。 ◆所 英男(ところ・ひでお) 1977年8月22日、岐阜県生まれ。 ZSTのリングで経験を積み「闘うフリーター」の愛称で05年にHERO’Sのリングでデビュー。その後も、DREAMやVTJのリングで活躍。15年大晦日のRIZINでは才賀紀左衛門と対戦し、腕十字で勝利。17年7月のバンタム級GP1回戦でUFC帰りの堀口恭司と対戦するも1回に強烈な右フックによるTKO負け。約3年半ぶりとなった20年大晦日で五輪メダリストの太田忍のMMAデビュー戦の相手を務め勝利。21年6月の東京ドーム大会では那須川天心とキックボクシングルールで対戦した。
◆アラン“ヒロ”ヤマニハ 1986年4月4日、ブラジル出身。 10年にDEEP名古屋大会でプロデビュー。以降はZST、Road FC、HEATを渡り歩き、15年からはPANCRASEを主戦場に移し、バンタム級1位にランキング入りを果たす。21年6月に始まったRIZINバンタム級JAPAN GPでRIZIN初参戦。2回戦で朝倉海に判定負けを喫した。
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