すると、カップルのほとんどが関係について双方向の愛情を示しましたが、この時の感情は、その後の結婚関係の持続の予測因子にはならなかったとのこと。数十年が経過して判明したのは、長期的に幸せな結婚を続けたカップルよりも、離婚したカップルの方が結婚当時に示していた愛情が大きいということ。ここから、ポジティブな感情は結婚を長続きさせるために役立たないという結論が導けます。それよりも、ストレスや疑念、問題といったネガティブなものをどう扱うかの方が、関係の持続には大切だと考えられています。
心理学者のサンドラ・マレー氏とジョン・ホームズ氏の調査では、カップルを研究室で背中合わせに座らせ、テーブルに向かってアンケートに答えてもらいました。研究者はカップルに対して「同じアンケートに答えてもらう」と説明しましたが、実際にはアンケートは別のものでした。 夫婦に渡されたアンケートの1つは「相手の嫌いなところ」を書いてもらうもので、他方は「家にある全てのものをリストアップする」というものでした。このため、平均して1年半の関係を持つカップルの一方は相手の嫌いなところを1~2個書いてペンを起きましたが、もう一方は「最低25個」と指定されたアイテムを時間をかけて書き連ねることになりました。このとき、早々にペンを置いたパートナーは「相手が自分の悪いところをたくさん書き連ねている」と考えました。最終的な種明かしの前に被験者たちが相手との関係について質問を受けたところ、「パートナーは自分を評価している」と理解する自尊心の高い人は相手の行動の影響をあまり受けない一方で、自尊心の低い人は「批判された」と強い反応を示したとのこと。
パートナーが自分の批判を書き連ねていると考えた自尊心の低い人は、その恐怖の影響を、「パートナーへの愛情と敬意の評価を下げる」という形であらわにしました。実際にはパートナーに評価されていたにも関わらず、不安を持つ人々は不必要にパートナーの行為に反応したとのこと。このような、自分を守るために相手を批判的にみる傾向が、人間関係に対して有害な影響を与えるとみられています。 また、このような反応には性差があることも研究では示されています。不安傾向が強い男性はパートナーである女性の不倫に対して恐怖を向ける傾向が高く、女性の場合はパートナーの不倫以外の拒絶に反応する傾向が高いそうです。
わかるーーーーーーーーーー。
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