#開幕を待ちわびたファンへ-。6月19日。当初の予定から3カ月遅れで、2020年のプロ野球が開幕する。今年の開幕戦は、これまで以上に重要な意味を持つ。開幕戦を「深掘り。」して、待ちに待った一戦を徹底的に楽しもう。ついにプロ野球が開幕します。開幕に反対する方もいるのでしょうが、1人の野球人として、涙が出るほどうれしいです。こうして改めて開幕する喜びをかみしめていると、現役時代の苦い思い出がよみがえってきます。
正直、開幕戦でのいい思い出は、ほとんどありません。開幕戦で7本塁打。プロ野球歴代3位の記録らしいのですが「そんなに打ってんの? 俺が?」という感じです。ホームランを打っているせいで、周りのみんなからは「開幕戦に強い」と言われるのですが、(打率は)2割6分台なんですよね。なので、打っているイメージがないんです。覚えているのは、前田健から打った本塁打ですが「確かいい場面で打ったんじゃないかな」ってぐらいにしか覚えていません。それよりも、とにかく緊張して苦しんだという記憶の方が強いのです。 開幕が近づくと、2~3日前から食欲がなくなり、寝付きも悪くなります。開幕当日など、グラウンドに入ると体がフワフワと浮いた感じになり、力が入りません。緊張した時に「地に足が着いてない」と言いますが、まさにそんな感じ。そういった開幕戦の状態を引きずってしまうのか、思い切りバットが振れるようになるまで、1~2カ月ぐらいかかりました。
オフのトレーニングやオープン戦での調整法も、いろいろとチャレンジしました。自主トレでは、まずボールをどこまで引きつけて打てるのかを確かめます。そしてキャンプを迎えてオープン戦に入るのですが「なるべくバットを振らずにボールを見極めよう」としたこともあったし「とにかくバットを振っていこう」としたり、普段はやらないようなことも試しました。でも、それで春先からよかったのは1シーズンぐらいだったでしょう。 一番の自信になったのは、2005年に首位打者のタイトルをとった時です。この年も春先は打率1割台。それでタイトルをとれたので「我慢して使ってくれれば、トータルでは絶対に打てる」という自信がつきました。その自信があったから、プロの世界で生き抜けたのだと思います。▼和田の開幕戦本塁打は西武時代の03年日本ハム戦、04年ロッテ戦、07年楽天戦、中日時代の09年横浜戦2本、10年広島戦、14年広島戦と合計7本。開幕戦アーチは長嶋(巨人)の10本が最多で、7本は歴代3位タイ。両リーグで打ったのは和田を含め12人いるが、セ、パともに2本以上は和田(セ4、パ3)山内(セ5、パ2)淡口(セ2、パ2)の3人だけ。14年は41歳9カ月で打っており、72年スペンサー(阪急)の43歳8カ月に次いで2位、セ・リーグでは09年金本(阪神)の41歳0カ月を抜く最年長アーチとなった。
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