12日は母の日。一茂は「天国に行った母親が生前、僕と話していたことがあって」と前置きし、母・亜希子さんから生前、託された思いを語った。それは、第2次大戦の沖縄戦で特攻して散っていった特攻隊員に対するものだった。
「遺言で、大戦中に英霊たちが散っていった、鹿児島に知覧っていう基地があるんですけど、おふくろいわく、“英霊の人たちはいつも喉が渇いてる”。だから、いつもお参りに行く時、ペットボトルで水を持っていくんだよね、うちのおふくろは。大変だねという話をしていて」。亜希子さんは「“あなたね、いつか水辺を作りなさい”と。水辺というのは、噴水のことなんだよね。“常にお水が出ているような、噴水を作りなさい”と」と、一茂に言っていたという 亜希子さんは07年に死去した。「おふくろが亡くなったのが2007年なんだけど、忘れてたんだよね。俺、その遺言を。ある時急に、2010年後半とか11年近くになってから、“あっ、そうだ”と思って、おふくろが言ってたなと思って」。一茂は母の生前の思いを、形にすべく動いたという。
一茂は特攻隊員たちを慰霊する現地の施設に掛け合い、噴水の建設を提案した。「“これこれこういうことで、ご寄付をさせていただきたい。うちのおふくろが、英霊の人たちはお水が必要だから、僕とかそちらが発端となって、噴水を作りましょう”って。そしたら南九州市長までみんな来ちゃって。みんなで作りましょうって話になって」。地元も協力的で、22年には実際に噴水が完成したという。 ところが、ここで一茂には想定外の出来事が。「一昨年くらいに電話が来て、“無事にその噴水が完成しました”という話になって、俺も見に行きたいなと思ってたら…この人が先に行っちゃったんだよ」。隣のタレント石原良純を指さし、スタジオには爆笑が起きた。いまだに現地に行けていないという一茂に、バイオリニスト高嶋ちさ子は「ハワイより近いのに…」とチクリ。事あるごとに長期休暇を取り、ハワイへ飛ぶ一茂を皮肉りつつ、「そりゃまずいよ…。これは痛恨のミスだよ」と指摘していた。
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