[東京 12日 ロイター] - 政府は12日、第33回未来投資会議を開催し、フィンテック分野の金融法制緩和やデジタルプラットフォーマーへの取引透明化について議論した。銀行から保険まで幅広い金融商品をモノのEコマースと同様にネット上で個人が金利や手数料を比較しながら選択できるように、仲介登録制度を簡素化することや、商品提供元の金融機関に賠償責任を課さない新たな仲介業を設ける方向で規制緩和することを検討する。
11月12日、政府は12日、第33回未来投資会議を開催し、フィンテック分野の金融法制緩和やデジタルプラットフォーマーへの取引透明化について議論した。写真は都内で2015年1月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)また仲介業者は商品の提供元である金融機関から別々に販売方法など指導・監督を受ける必要があり、商品ラインアップを充実されるほど、仲介業者の負担が増えることになっていた。これを緩和するため、一度登録すれば銀行・証券・保険の全ての分野の商品を扱えるようにすること、金融機関に対する指導・監督義務や賠償責任を課さない新たな仲介業を設ける、といった規制緩和を検討する。
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