野選って何?阪神サンズ「神走塁」の記録的解釈 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ

  • 📰 nikkansports
  • ⏱ Reading Time:
  • 52 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 24%
  • Publisher: 63%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

【野球番記者コラム】 野選って何?阪神サンズ「神走塁」の記録的解釈 阪神タイガース サンズ

1日阪神戦の4回、佐藤輝の三飛を捕球した堂林は中村祐にボールを渡す

打者の佐藤輝がマウンド付近に飛球を打ち上げ、三塁手の広島堂林が捕球してアウトを取った。堂林がマウンド上で投手の中村祐にボールを手渡し、中村祐はマウンドからホーム方向を見ながらボールをこねる。次の瞬間、一塁走者サンズが無人の二塁へ走りだした。異変に気づいた中村祐はセカンドへ投げようとするも、時すでに遅し。サンズが二塁を陥れた。記録は野手選択(野選、フィルダースチョイス)となった。助っ人が見せた「神走塁」だった。 このプレーがなぜ「野選」と記録されたのか。当該試合を担当した生原記録員に話を聞いた。野選の根拠を次のように話した。「選択肢としては、打球によって進んだのが1つ(タッチアップ)、投球に先立っておれば盗塁。エラーはつけられない。タイミングも打球で行ったわけではない。かといって投球に先立って行ったわけでもないので盗塁もつけにくい。隙を突いた走塁となると、もう野球用語として野選による進塁という選択をする」。「フェアゴロを扱った野手が一塁で打者走者をアウトにする代わりに、先行走者をアウトにしようと他の塁へ送球する行為をいう。また、(a)安打した打者が、先行走者をアウトにしようとする野手の他の塁への送球を利して、1個またはそれ以上の塁を余分に奪った場合や、(b)ある走者が、盗塁や失策によらないで、他の走者をアウトにしようとする野手の他の塁への送球を利して進塁した場合や、(c)盗塁を企てた走者が守備側チームが無関心のためになんら守備行為を示さない間に進塁した場合などにも、これらの打者走者または走者の進塁を記録上の用語として野手選択による進塁という」

例を挙げると、ランナー一塁で犠打成功。プレー後に三塁手が前進しており、三塁ベースに誰もいないのを確認して三塁に進塁するような場合が野選の(b)にあたる。生原記録員によると、今回のサンズの走塁も「同じ感覚だ」という。「どの要素で進んだのか。我々(記録員)としては隙を突いていった(という判断)」とのこと。隙を突いたプレーというものは記録上、「野選しかない」そうだ。今回はフィールド内の飛球だったが、これが仮にファウルゾーンであっても野選になる。また、二塁に投げられてサンズがタッチアウトになっていれば走塁死という記録になる。記録に残らない神走塁をしたサンズ。得点に結びつかなかったが、助っ人外国人でも果敢に次の塁を狙う矢野野球が浸透している印象的なシーンとなった。【林亮佑】

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 18. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

チーム躍進支える広島新人トリオ「新勝利の方程式」 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツカープが開幕スタートダッシュに成功した。開幕戦こそ勝ち星を逃したものの、2カード目の阪神戦、3カード目のDeNA戦で勝ち越しを決め、3日には2年目の佐々岡体制… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »

新外国人の穴埋めた「恐怖の2番」巨人ウィーラー - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ巨人の「攻撃的2番」ウィーラーが板についてきた。3月30日の中日戦(バンテリンドーム)で移籍後初の2番でスタメン起用されてから4試合連続2番で出場中。17打数… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com) 昨シーズンオフに一部のファンの方がウィーラー不要と言ってだけど残念してくれて良かった☺️ 笑顔は、わぴちゃんに似てるような気がしている。
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »

DeNA阪口、丁寧な言葉遣いで分かった母への感謝 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ号泣と親に対する丁寧な言葉遣いが印象に残った。4日の広島3回戦(横浜)で、DeNA三浦大輔監督に就任初勝利をもたらしたのは、プロ4年目の阪口皓亮投手(21)だ… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »

幅広い交友関係を持つオリックス山岡の横顔 周囲への気遣いの持ち主 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツスコアブックを書くペンが止まった。試合開始直前、いつもと違う「音」に耳を疑った。オリックス山岡泰輔投手(25)が16日ロッテ戦(京セラドーム大阪)で、入団時か… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »