だからといって、政権のやることなすこと全てに反対するようでは、ジャーナリズムというよりも、もはや筋の悪い政治運動だ。新聞の第一の仕事は「政権批判」ではなく、事実を正確に伝えることのはず。そして大事なのは「是々非々」であること。「反対ありき」では、短絡な反権力思想の域を出ない。しかも、日本の左派系新聞の場合、実は「反権力」ですらない。ただの「反自民」である。
それにしても、テレビのワイドショーというのは、一体どういう存在なのだろうか。コロナ禍においてその本性があぶり出された感はあるが、伝える内容には誤報も少なくなく、総じて「報道」とは言い難い。「ショー」を名乗ってはいるものの、娯楽やエンターテインメントとしても成立していない。一つ問いたい。彼らはなぜ中国や北朝鮮の人権侵害にはあまり声を上げないのか。民主的な選挙で国民の信任を得ている日本の政権を「独裁」と糾弾し、正真正銘の独裁国家には「沈黙」「及び腰」では、どうにも道理が通らない。確かに与党も頼りない。もっと凛と襟を正して「シャン」としていただきたい。しかし、それでは肝心の野党は一体どこで何をしているのか。合流新党なるものがいつの間にか発足したらしいが、党名も顔触れも相変わらず。建設的な提言よりも、罵声に揚げ足取りに空念仏では、まるで出来の悪い紙芝居。墜落寸前、低空飛行の支持率では、二大政党制など夢のまた夢。
目糞鼻糞あるいは50歩100歩かと
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。