高齢者にも親しみやすい存在である野々村氏を起用し、介護施設の利用者の認知機能やケアの状況を定量化し、介護施設運営や入居者などの満足度向上を図る。そして、2025年の商用導入・販売を目指していくとしている。
プロジェクトのため、協定書を締結して参加したのは、Spiral.AIのほか、株式会社スターダストプロモーション、株式会社エスユーエス、株式会社学研ココファン、全研ケア株式会社、日本ロングライフ株式会社、株式会社FM、株式会社AOI Pro.、株式会社TREE Digital Studioの9社。ほかに、韓国IT大手のESTsoftも加えた全10社が参加している。 映像ディレクターの内野政明氏が率いる株式会社FMと映像プロダクションの株式会社AOI Pro.が運営事務局として、プロジェクトの全体管理を担う。撮影管理に株式会社AOI Pro.と映像・CG・xRなどを手掛ける総合コンテンツプロダクションの株式会社TREE Digital Studioが協力する。AI技術の提供をSpiral.AIとESTsoftが行い、介護施設を運営する株式会社学研ココファンと全研ケア株式会社、日本ロングライフ株式会社の施設を用いて実証実験を行う。
この実験に参加する野々村氏は、「AIということで撮影も最先端かと思いきや、何百問、何千問という質問に一問一問答え、活字を読み上げるアナログ作業でした。撮影や録音は何時間もかかり、人間の野々村真が壊れかけました」と裏話を紹介しつつ、「テレビで僕を応援してくださっているおじいちゃんおばあちゃんに、今度はAIになってお会いできるのが楽しみです。息子のように沢山話しかけてくださいね」とコメントしている。
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