都市に欠けていた「わたしたち」の視線 「誰もが暮らしやすい」が都市の新たな処方箋になる

  • 📰 Sankei_news
  • ⏱ Reading Time:
  • 23 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 12%
  • Publisher: 53%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

都市に欠けていた「わたしたち」の視線 「誰もが暮らしやすい」が都市の新たな処方箋になる 都市開発においても、多様性の顕在化とその実装は急務だ 欠落した視点を補い、従来とは異なる価値観で都市を捉え直すことで、都市には変容の余地が残されていることが見えてくる

都市開発においても、多様性の顕在化とその実装は急務だ。欠落した視点を補い、従来とは異なる価値観で都市を捉え直すことで、都市には変容の余地が残されていることが見えてくる。地理学やジェンダーの研究者として『Feminist City』を上梓したレスリー・カーンに訊く「あらゆる生活者に寛容な場」をもたらすキーワード。(雑誌『 WIRED』日本版VOL.41から転載)ロンドンで娘を出産したレスリー・カーンは、バスにベビーカーを乗せられず、子どもの着替えの場所にも困った当時のことをそう振り返る。しばらくして大学院を修了するためにトロントに戻った彼女は、建築環境とジェンダー不平等の関係を研究する分野に出合った。

歴史を振り返ると、女性は建築や設計などの職業から排除されてきた。交通や建設関連、ディベロッパーなど都市に欠かせない重要な分野や、市政で活躍する女性もいまだ少ない。「誰が意思決定者かという点でも、平等ではありません」と彼女は続ける。デモやプライドパレードにも参加し、都市という空間で権力者に声を上げる人々の姿を目にしたカーンは、都市を女性にとって問題のある場所と捉えるだけでなく、「変革の鍵になる場所」と認識するようにもなった。 9.

また、都市にはよく男性の像や男性の名にちなんだ建物、広場、通りがある。同じようにマイノリティの人々の歴史を表現する機会を公共の場にもち込めば、都市で誰が大切にされているかという点で新しいメッセージを打ち出せるとカーンは教えてくれた。著書で紹介したアイデアは決して新しいものではないと彼女は説明するが、建築家やプランナーなどといった“都市の実装者”の講演に呼ばれる機会も増え、よりよい都市が実現される兆しに希望を感じているという。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

伊是名に何か言われた?

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 68. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。