まずは、今年どれくらいクマの被害が多いかというと、環境省の統計(9月末の暫定値)では、最も多いのが「秋田県」で28件、次いで「岩手県」で27件です。関東では「群馬県」でも2件の被害が出ていて、西の方だと「京都府」や「島根県」でもそれぞれ1件、確認されています。目撃件数でいくと、この10倍、20倍あって、東京も例外ではありません。東京都環境局ホームページによると、23区はありませんが、都内でも20日の時点で「町田市」「八王子市」「青梅市」などで111件確認されています。クマの生態に詳しい石川県立大学・大井徹特任教授によると、大きな要因に「ドングリの大凶作」があるといいます。クマの主食であるエサが足りないため、エサを求めて人が住む場所に下りてきているそうです。そのクマの行動範囲でいうと、通常、オスのクマの場合、平均で40平方キロメートル程度だそうです。これが、ドングリなどが不足する年は5倍以上、拡大するといわれています。手つかずになっている里山のドングリが意外と育っていて、そちらの方にも下りてくるといいます。今の時期のクマは、冬の間生き延びるために、食べて脂肪をつけなければいけません。感覚
そして何が起こるかというと、人や車に遭遇して驚いてしまって、自分がどこにいるのかもわからないパニック状態になり、人にけがをさせるということです。ですから、市街地で目撃されるクマは、興奮状態で大変危険だといえます。さらに、「ドングリの凶作」以外の要因もありそうです。20日、静岡県の伊豆半島にある河津町で、ツキノワグマが罠にかかりました。伊豆半島は「100年ほど前にツキノワグマがいなくなった」といわれている地域です。 大井特任教授によると近年、クマの生息エリアが拡大しているといいます。はっきりとした原因はわかっていませんが、クマの個体数が増えたことで、それまですんでいた場所が過密状態になり、なわばり争いに負けたクマがすんでいる場所を追われたことなどが要因として考えられるということです。まずは、気をつけるべき時間帯があります。山の中で過ごすクマは日中を中心に活動します。しかし、市街地に現れるクマは人目を避けるため夜型だそうです。そのため、人間の活動時間と重ねると、気をつけるべき時間帯は「夕方」と「朝」です。一番大事なのは、背中を向けて、振り返って逃げないことです。クマが落ち着いている状態なら、クマを見ながら、体をクマに向けてゆっくり後退し、車に乗ったり建物の中に隠れます。もしクマが襲ってきて抵抗できない場合はうつぶせになって、頭と顔、首筋、おなかを守る体勢をとります。持っている荷物でなどで首筋を覆うようにするのも良いということです。うつぶせになった際は、ひっくり返されないために足を広げて踏ん張りが利く体勢をとるといいそうです。
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