記念すべき632試合目のピッチ。「いい試合をしたい」。G大阪の遠藤は活動できなかった期間の重さをかみしめながら、プレーした。布陣の中心でバランスを取る。かつての運動量はないが、培った戦術眼に曇りはなかった。
鹿児島実高からJリーグの門をたたいて23年目。けがや病気で試合から離れたことは過去にもある。だが、チームの活動自体が長期間止まるのは初めて。再開前の取材で「プレーできることに感謝しかない」と心境を話していた。 試合は前半終了間際に1点を失い、追いかける展開。攻撃的な選手を増やして反攻を狙うベンチワークで、後半9分に退いた。「しっかりと試合をつくるのが最大の役割だった。攻撃の組み立てが、うまくいかなかったことも多かった」と課題を口にした。 もともと、試合を重ねながら調子を上げていくタイプ。記念の試合は白星で飾れなかったが、異例のシーズンを戦う上で、G大阪の貴重な戦力であることは変わらない。宮本監督も「今も中心として試合を動かせる選手」と期待を寄せる。
記録で並んでいた楢崎氏とは、プロ1年目にチームメートだった。日本代表でも共に戦った。だからこそ、価値は分かっている。「自分の中で限界を決めず、いろんなことに挑戦したい」と遠藤。その思いが、40歳の体を突き動かす。(北川信行)
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