小さな獲物なら丸呑みすることも確認された(写真は、別の種類のヘビ) Michal Fuglevic/iStock東南アジア原産のヘビの一種の、極めて残酷な捕食行動をとることが確認された。捕らえたヘリグロヒキガエルの腹を切り開き、まだ生きたまま内臓をひとつずつ食べていくのだ。ほとんどのヘビは獲物を「丸呑み」することが分かっており、獲物を切り裂いたり、体の一部を切り取ったりする方法は珍しい。だがタイの研究チーム(ルーイ・ラチャパット大学の研究者2人、Maneerat Suthanthangjai と Winai Suthanthangjaiと無所属の科学者Kanjana Nimnuamは、バンドククリヘビが毒を持つヘリグロヒキガエルを捕らえ、生きた状態のまま牙で腹を切り開く様子を3回にわたって確認した。
3回とも、ヒキガエルはなんとかヘビを振り払おうと、白い毒液を分泌して必死に抵抗。だが最終的にはヘビが「ヒキガエルの腹の中に頭を突っ込み、幾つか臓器を引きずり出して呑み込んだ」と研究報告に書かれている。ククリヘビとヘリグロヒキガエルの格闘は最長で約3時間にも及んだという。報告書によれば、「ヘビが獲物の体内に頭を突っ込み、内臓を取り出して食べ、残りを捨てる行動が確認されたのは、今回が初めて」だ。 研究者たちは4例目として、バンドククリヘビがヘリグロヒキガエルを攻撃し、丸呑みしたケースも確認した。この時のヘリグロヒキガエルは、ほかの3例の完全に成長したカエルに比べて明らかに若く、体も小さかったという。 バンドククリヘビがなぜ、獲物の体を切り開いて内臓をひとつずつ食べるのか、理由は分かっていない。研究者たちは、体の小さなヒキガエルは毒が弱いが、成長したヒキガエルは毒が強すぎて丸呑みできないために、こんな食べ方を編み出したのではないかと推測している(ヘリグロヒキガエルは首や背中にある特殊な腺から強力な毒液を分泌する)。
あるいは、バンドククリヘビがこのカエルの毒に耐性を持っている可能性もあると、彼らは示唆している。体の小さなヒキガエルは丸呑みしたということは、あとの3匹については、体長約90センチメートルの成長したバンドククリヘビにとっても「大きすぎて丸呑みできなかった」のかもしれない。
下等っていうのは生物用語ですよ!
どうやって学習したんだろう。一寸だけ食べた時点でこりゃヤバイ、って気付いたんだろうか。全部丸呑みしたら学習しても死んじゃう。不思議!
ヘビは下等ではないですよ。
下等と思っているのは、人間だけだったりして。
動画なしかよ ヒキガエルの内臓を食いちぎる動画くらいほしい
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