追悼、スティーヴ・ディッコ──正当に評価されなかった天才コミック作家

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ピーター・パーカーやスティーヴン・ストレンジといったキャラクターだけでなく、アイアンマンの赤と金のパワードスーツ(アーマー)を最初に考案したのはディッコだ。(アーカイヴ記事)

『スパイダーマン』をめぐる方向性の違い(具体的には、宿敵グリーンゴブリンについて意見が食い違ったという)や、リーとの不仲説など、さまざまなヴァージョンがある。だがとにかく、ディッコはマーベルからは離れて創作活動を行うことにした。

その後は、出版社のウォーレン・パブリッシングが出していた『Creepy』や『Eerie』といったホラーコミック雑誌で作品を発表したほか、チャールトンコミックではブルービートルやザ・クエスチョン、キャプテン・アトムといったスーパーヒーローを描いた。こうした作品はすべて、20年後にアラン・ムーアとデイヴ・ギボンズのコンビで誕生した『ウォッチメン』に大きな影響を与えている。ディッコがいなければ、ウォッチメンは存在しなかっただろう。 68年にはDCコミックスに移り、『Creeper』や『Hawk and Dove』などの作品を手掛けた。一方で、『witzend』のような自費出版の雑誌にも作品を提供し、アンダーグラウンド・コミックス運動に関わっている。

自らの分身のようなスーパーヒーロー「ミスターA」を初めて登場させたのも『witzend』だった。日常生活ではレックス・グレインという名の新聞記者であるミスターAは、無慈悲なまでに妥協をしないやり方で犯罪と戦っていくが、これはディッコの客観主義的な信念を反映したものである。一方で、後期の作品に見られる偉大な才能が開花したのもこの時期だ。77年にはDCから『Shade, the Changing Man』を発表。パラノイア気味のスパイを主人公にしたこのスリラーは90年代に入ってから、ピーター・ミリガンとクリス・バチャロの手でDCの『Vertigo』レーベルの作品として復活した。91年には若いコミックファンの間でも根強い人気を誇る『Squirrel...

 

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