22年の生理学医学分野では、新型コロナ感染症の予防につながる「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」の開発に必要な技術を構築した米ペンシルベニア大学医学部客員教授のカタリン・カリコ博士が有力だ。カリコ氏は、体内で分解して炎症を引き起こしやすい遺伝物質「mRNA」に注目。mRNAを構成する一つの物質を別の物質に置き換えると、炎症反応が抑えられることを見いだし、ワクチンに適用できる基盤となった。長谷川氏...
その他、たんぱく質を作る「小胞体」内の変性したたんぱく質の検出と修復の仕組みを発見した京都大学の森和俊教授や、関節リウマチの発症に関与する可能性が高いたんぱく質を発見した大阪大学の岸本忠三特任教授らが候補となっている。物理学賞はブラックホールや宇宙論を扱う天文学分野と、素粒子や電荷結合素子(CCD)、発光ダイオード(LED)などの物質を扱う分野に分けられる。理論物理や計算物理の受賞が続いたため、22年は実験物理で実際にモノを作った物質関連分野の研究が想定される。同分野では光格子時計を開発する東京大学の香取秀俊教授が有力候補に挙げられる。香取教授は01年に光格子時計の理論を発表し03年に基礎実験に成功。14年には18ケタの精度で時を計ることに成功した。国際度量衡総会では30年をめどに「秒」を再定義する決議がなされる予定だ。同分野で近年活況なのが量子技術だ。超電導やイオントラップなど、物理学賞をとった技術からさまざまな方式の量子コンピューターが提案されてきた。理化学研究所量子コンピュータ研究センターの中村泰信センター長・東大教授は99年に超電導方式の量子ビットを作ることに成功。量子コンピュ
同じく理研・東大の古沢明教授は98年に量子テレポーテーション実験に成功。量子もつれを利用し離れた場所に量子状態を送った。この研究をベースに光量子コンピューターの開発を進める。光と量子もつれを利用すると10テラヘルツ(テラは1兆)のクロック周波数で動く計算機が視野に入る。既存の量子コンピューター研究を覆す。
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