5月10日、米株式市場では、バリュエーションが高まる中、貿易摩擦の激化を背景に10日までの週にみられたような急落のリスクが高まっている。2018年9月撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas)
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米株式市場では、バリュエーションが高まる中、貿易摩擦の激化を背景に10日までの週にみられたような急落のリスクが高まっている。予想株価収益率(PER)に基づくS&P総合500種リフィニティブの過去30年以上にわたるデータによると、S&Pの予想PERは最近17倍となり、バリュエーションは歴史的平均と比べ約13%割高な水準を記録した。 ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「そのような水準に達すれば常に脆弱さは増す」と指摘。「市場はマイナスの展開が新たに生じた際に影響を受けやすくなる。今週みられた状況もそうした動きだ」と語った。ただ米株市場は、債券利回りが比較的低水準となっていることや連邦準備理事会(FRB)の金利に対するハト派的な見通しによって昨年よりも支援されるとみられる。またFRBはこれまでに政策金利の調整を急がない姿勢を示している。昨年12月には2019年の追加利上げを見込んでいた。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「(昨年との)大きな違いはFRBの方向転換だ」と指摘。「低金利環境が続くとすれば、株式以外に利益を得る手段がないことから株への需要が高まり、バリュエーションも高まる可能性がある」との見方を示した。
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