貴景勝、示した大関の意地 13場所ぶり3度目の賜杯

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大相撲初場所で優勝した貴景勝。3月の春場所が綱とり場所になるかについて、昇進を預かる審判部の佐渡ケ嶽部長(元関脇琴ノ若)は明言を避けました。12勝の勝ち数と相撲内容等を踏まえた上での判断のようです。

大関による制覇は21年夏場所の照ノ富士以来。平幕力士が千秋楽の相星決戦に臨んだのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で初めてだった。

3関脇は若隆景が9勝6敗、豊昇龍が8勝7敗で勝ち越し、正代は9敗目。小結霧馬山は11勝目を挙げ、新小結の2人は琴ノ若が8勝7敗と勝ち越しを決め、若元春が9勝6敗だった。敢闘賞は琴勝峰、技能賞は霧馬山で、ともに初の受賞。番付上の1横綱1大関は125年ぶりという異例の場所。その最後に目にしたのは、横綱の休場で番付最高位の重責を背負ってきた大関の意地だった。「番付上優勝するか、しないか。ひとつ報われた」。約2年ぶりに賜杯を抱き、貴景勝は喜びをかみしめた。 初優勝へ息巻く琴勝峰を旗印のぶちかましで突き放す。差した左を相手に抱えられながらも、豪快にすくって土俵にたたき付けた。「恐れず前に出た。気が強いね、この大関は」。八角理事長(元横綱北勝海)も会心の内容をたたえる。12日目までに3敗を喫し、場所後の横綱昇進の芽が消えても気持ちは切らさず。3場所続いた平幕優勝に終止符を打ち、「誰もが大関になれるわけではない。重圧を感謝に変えて取り組んできた」。言葉の端々に看板力士の自負がにじむ。

四つに組ませない突き押し相撲を信条とし、19年に22歳の若さで大関に昇進。だが、翌年の九州場所で2度目の優勝を飾った後は苦難が続いた。綱とりがかかった21年の初場所は惨敗。同年7月に首を痛め、激しい当たりから電車道で圧倒する相撲は影を潜めた。手負いの状態で磨いてきたのは相撲の幅。最近は組み止められても二の矢、三の矢で攻め勝つ取組が増えてきた。「押しだけでは勝てない。相撲内容が少し広がった」と師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)。本人もその指摘は重々承知だろう。「謙虚に日々の生活と稽古を頑張れば、いずれ報われる」。言葉通り鍛錬を重ね、異論の挟みようのない相撲を示せるか。鍵は自身が握っている。

 

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