豊島将之竜王(30)が6日、タイトル初防衛を果たした。将棋の第33期竜王戦7番勝負第5局(神奈川県箱根町「ホテル花月園」)で午後6時20分、84手で、タイトル獲得100期を目指して挑戦していた羽生善治九段(50)を下した。これで対戦成績を4勝1敗とし、竜王を防衛した。
中盤までは羽生にわずかなリードを許していた。仕掛け損ねたのを見逃さず逆襲に転じると、局面を一気にひっくり返した。「自信はなかったが、ものすごく悪いということはなかった」と話した。1勝1敗で迎えた第3局(11月7、8日、京都市「仁和寺」)、急転直下の逆転劇がターニングポイントとなった。豊島自身も「最後まで分からない将棋だった第3局が、印象にある」と振り返った。 2年前に初タイトルとなる棋聖を獲得したが、同年王位、昨年名人と竜王、今年は叡王を獲得した。ただし、昨年の棋聖、王位、今年の名人と防衛戦には失敗していた。「タイトルは奪って守って一人前」と言われる将棋界。「なかなかできなかったことを達成できて良かった」としみじみ語った。ようやくその仲間入りを果たした。
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