谷川さんのコンビニでは7月8日午前11時頃、「4万円分の電子マネーを買いたい」と言って80歳代の男性がやってきた。違和感を抱いて購入目的を聞くと、男性は自宅のパソコンで「ウイルスに感染している」との警告画面が出たのだという。表示された電話番号に問い合わせると、修理代として電子マネーを購入してくるように指示された。谷川さんはすぐに警察に通報し、被害を阻止した。
谷川さんは2020年5月以降、いずれも電子マネーを購入させようとする手口の特殊詐欺に対し、来店者に声をかけることで防いできた。「使い方になじみのない高齢者が狙われている。怪しいと思ったら必ず何に使うか聞くようにしている」と話す。他の店員にも違和感があった時は客に積極的に尋ねるよう指導している。 県警は16年に「特殊詐欺被害防止推進店等認定制度」を定め、今回のように被害防止に貢献した際、店などには認定プレートを、個人には認定証(バッジ)を交付している。今年5月末までに県内の273の事業所、430人が認定され、いずれも感謝状の贈呈回数などに応じて色が変わる。 最多5度目の感謝状授与となった今回、谷川さんは初めて4段階中最高の「虹色」のバッジの保持者となった。同店には、2段階のうち上位の「金色」のプレートがコンビニ店として初贈呈された。まさに初めてづくしの功績となった。県警生活安全企画課によると、県内では今年上半期で35件(前年比10件増)の特殊詐欺被害が確認され、未然防止されたものを含めると90件以上になる。県警は「詐欺の手口は多様化している」として注意を呼びかけている。
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