また今回のプレゼンテーションでは、フェイスブックが開発してきたARメガネ「Project Aria」についても少し説明があった(これは動画を撮影できるレイバンのサングラスとは別の製品である)。このARメガネは今回のイヴェントで一瞬だけ登場したが、ハードウェアの詳細はほとんど語られていない。代わりに来年はより多くのアプリ開発者を呼び込むために、「Spark AR」と呼ばれるARソフトウェアプラットフォームのアップデートを進めていることが明らかにされた。
ARソフトウェアのアップデートのひとつとして、「ポケモンGO」のようなゲームやテーマパークでの宝探しや記念碑のガイドツアーなど、「公共空間における位置ベースの体験」が可能になるようだ。また開発者は、高度な深度マッピングやオクルージョン(手前にある物体が背後にある物体を隠す現象)処理を利用することで、現実世界に配置できる仮想オブジェクトをアプリに組み込めるようになる。さらにフェイスブックは、没入型アプリを開発するデヴェロッパーに1億5,000万ドル(約170億円)を提供すると発表した。これは決して小さな額ではないが、同社が2021年にReality...
だが、ザッカーバーグやテクノロジーの専門家たちは、メタヴァースはARやVRだけではないと主張している。XRはメタヴァースの一部であるが、“メタ”という言葉は現在のインターネットの限界を超えることを意味している。一部の人はそれを「ユビキタス・コンピューティング」と表現し、常に存在しながらも背景に溶け込んでいるような世界だと言う。フェイスブックはコンピューターを顔に付けたままでも人と人とのつながりを深められる手段であると強調するが、ゲームの世界との結びつきを重視する人々もいる。ナイアンティックのCEOのジョン・ハンケは、現実の生活を拡張するためではなく、現実の生活からの逃避のためにテクノロジーを使えば、恐ろしいディストピアになると警告している。また、フェイスブック(メタ)やマイクロソフト、グーグル、アップル、エピックゲームズ、Unity...
ちなみに現在のモバイルインターネットは、主にふたつのOSで構成されている。過去10年にわたって何十億人もの消費者が、こうした規格に沿ったかたちのアプリケーションを経由してインターネットを体験してきたのだ。今回のカンファレンスの基調講演では、Oculus Quest 2専用の機能やゲームが紹介されたが、これらの体験を通じてフェイスブックは、メタヴァースを「オープンな体験」として売り込んでいる。 例えば、中世を舞台とする戦闘ゲーム「Blade and Sorcery」はVRヘッドセット専用になる。また「Horizon Workrooms」や「Horizon Home」の一部の体験もそうだ。 今週初めに実施されたジャーナリスト向けのブリーフィングで、ザッカーバーグとボスワースは、フェイスブック製ではないVRヘッドセットでもソーシャルVRサーヴィス「Facebook Horizon」を利用できるか何度も尋ねられていた。ボズワースは、メタヴァースでは相互運用性が最優先事項であり、それは「メタヴァースの基本的な前提条件のひとつ」であると語っている。だが、のちにFacebook Horizonは現時点で、ほかのVRヘッドセットでは動作しないことを認めていた。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: oricon - 🏆 36. / 63 続きを読む »