ほかにも、「そうすると」「だとしたら」「とはいえ」「それにしても」「言い換えれば」「一方」「そうは言っても」「逆に言うと」など、いい質問につながっていく接続語はたくさんあります。自分のなかに接続語(主に接続詞)のストックをたくさん持ち、それぞれに続く問いを考え、瞬時に言語化できる訓練を重ねていきましょう。ここはもう、意識せずともそうなるまで、日々の習慣にしていくしかありません。英語話者が論理的思考を得意とするのは、話のなかに接続詞の「because(なぜならば)」を入れる習慣ができているからだと言われています。「なぜならば」に続くことばを考え、その因果律を言語化する癖が、幼いころからの教育で身についているわけです。話を「and(そして/それで)」でつなぎがちな日本語話者とは決定的に異なる部分でしょう。
質問する力も同じです。どんなときに、どんな質問をすればいいかなんて、考えたところでわかるものではないし、ここで一般化することもできません。ただ言えるのは、相手の話を──いくつもの接続詞によって──うまく引き継ぎ、それを深掘り・発展させていくこと。その習慣づけだけです。相手のことばを遮って──事前に用意した──次の質問に移るような取材からは、なにも生まれません。相手の話をつなぐこと。続けること。もっと先まで転がすこと。そんな対話がやがて、お互いを「気がついたら、こんなところにまできてしまった」と思える場所に連れて行ってくれるのです。
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