4月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比470円90銭高の3万8405円66銭と続伸して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比470円90銭高の3万8405円66銭と続伸して取引を終えた。国内連休中の米国市場での株高の流れを引き継いだ。決算発表シーズンが本格化し、個別物色も目立った。 日経平均は377円高でスタートし、一時673円高の3万8608円17銭に上値を伸ばした。米株高のほか日米の長期金利の低下も好感された。とりわけ、ハイテク株比率の高いナスダックやフィラデルフィア半導体指数(SOX)の上昇を追い風に、指数寄与度の高い半導体関連やハイテク株がしっかりとなって、指数をけん引した。...
日経平均は後場に伸び悩んだ。市場では「連休の狭間の上、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて一方的な上昇にはならなかった。決算の見極めが続き、しばらくはもみ合いではないか」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方があった。 TOPIXは2.11%高の2743.17ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.11%高の1411.88ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆6678億1900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運やゴム製品、医薬品など31業種で、値下がりは空運とパルプ・紙の2業種だった。 決算を手掛かりにした個別物色は活発化した。前週末に市場予想を上回る利益見通しを示した三菱電機のほか、増益予想や自社株買いなどを発表した日立製作所、自社株買いを発表したコマツなど、上場来高値をつける銘柄が相次いだ。米アクティビストが投資と伝わった住友商事も高かった。...
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