伝統のF1モナコGPでRBの角田裕毅が8位に入り、3戦連続今季5度目の入賞を果たした。フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)がポール・ツー・ウインで悲願の母国GP初優勝を飾り、今季初勝利、通算6勝目を挙げた。
レースはスタート直後にいきなり赤旗中断となった。まずは3番手から出たフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)がマクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)と接触し、コントロールを失ってコースアウト。さらに後方でレッドブルのセルヒオ・ペレス(メキシコ)がハースのケビン・マグヌセン(デンマーク)にぶつけられ、壁にクラッシュしてスピン。マグヌセン、ニコ・ヒュルケンベルク(ドイツ)のハース勢2台と次々に衝突し、マシンが大破して破片がコース上に散らばった。また、ピエール・ガスリー(フランス)にエステバン・オコン(同)が接触してマシンが浮き上がり、アルピーヌ勢があわや”同士討ち”というシーンもあった。
コース修理のためレースは約40分間中断。ペレス、マグヌセン、ヒュルケンベルク、オコンの4台がリタイアし、予選と同じ順位で再開された。予選8番手だった角田はタイヤをミディアムからハードに変えて再スタート。中断時に交換したタイヤを長く持たせるため各車がスピードを抑えて走る異様な展開が続き、角田も8番手のままスローペースに徹した。 角田は7番手から周回遅れになってもタイヤマネジメントを優先して終盤まで我慢の走り。ウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(タイ)に食いつかれながらもミスなく走りきり、モナコGPで自身初の入賞をマークした。
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