北朝鮮による拉致被害者家族らが4日、米国から帰国した。このところ日朝情勢が「対話局面」にあるとの見方がある中で作成された新たな運動方針に関し、米側の理解を得ることに成功。一方、今回最も重視したのは、方針の背景にある「本音」の共有だった。
「個人の感情としては、北朝鮮には怒りや憎しみしかない」。現地4月30日の記者会見。横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟で、家族会代表の拓也さん(55)は、面会した米側関係者らにそう訴えたことを明かした。米側には「融和的」と指摘される懸念もあった。だからこそ、背景にある感情を率直にぶつけ、局面打開に向けた「苦渋の内容」であることを丁寧に説明した。全ての根底にある「親世代に残された時間の少なさ」については、視覚的にも訴えた。 拓也さんは、同行がかなわなかった母親の早紀江さん(88)の近影が写ったパネルを用意。田口八重子さん(68)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(47)も、八重子さんの兄で、再会を果たせないまま令和3年に亡くなった飯塚繁雄さんらのパネルを携え、米側に示した。関係者からは「私にも子供がいる」、「同じ気持ちに立つ」などと賛意が続いた。
日朝情勢を巡っては、北朝鮮が今年2月、日朝首脳会談の実現に前向きともとれる発信をした一方、3月以降は日本側との接触を拒否する意向を示すなど、再び強硬姿勢に転じている。拉致問題が「解決済み」との立場も崩していない。 この日の帰国会見で拓也さんは、今後の日本政府の奮起を改めて要望。家族会が大前提に据える「全被害者の即時一括帰国」を日朝交渉でも貫くよう求め、耕一郎さんも「私たちの方針と同じように、迷わず進んでほしい」と訴えた。(中村翔樹、外崎晃彦)
産経 サンケイ 新聞 ニュース 速報 政治 経済 社会 国際 スポーツ エンタメ
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: sponichiannex - 🏆 116. / 51 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: news24ntv - 🏆 51. / 63 続きを読む »
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »