山古志(やまこし) 。この地名を聞いて思い出すのは、2004年の中越地震だ。震度6強に見舞われた新潟県の旧山古志村(現・長岡市)は、多数の地滑りが発生し、道路が寸断され、陸の孤島となった。間もなく18年、人々はどうしているのか――。5月中旬、地元で愛されている食堂「山古志ごっつぉ 多菜田(たなだ) 」を訪ねた。JR上越線の 小千谷(おぢや) 駅から車で約20分。急な坂を上り、たどり着くと、調理場で代表の五十嵐なつ子さん(70)が煮物の味を確かめていた。「この味どうかな?」「うん、いいね」「誰か手が空いている人いる?」「はいよー」――。店で働く「おばあちゃん」たちの掛け声が響き渡る。
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