京都開幕を飾る日曜メイン・ マイラーズC (G2、芝1600メートル、21日、1着馬に安田記念優先出走権)の最終追い切りが17日、東西トレセンで行われた。「 追い斬り激論 」では、大阪の穴コンビが気になる馬をピックアップ。奥田隼人記者は22年マイルCSの覇者 セリフォス (牡5、中内田)を、藤本真育(マイク)記者は重賞2勝馬 ソウルラッシュ (牡6、池江)を推した。マイク 気温が上がったことで、芝コースの時計は速くなりそうですね。さて、 マイラーズC の最終追い切りが終わりました。よく見えた馬はいましたか?
奥田 セリフォスやね。川田騎手を背に坂路で4ハロン52秒7-12秒2。さらっと調整程度だったけど、力強さの中に軽快さがあった。中内田師は「先週の動きと大きくは変わってないが、休み明け感は否めない」としながらも「次は安田記念があるので、そこを見据えての仕上げ。ここを使ってさらに良くなればと思う」と前哨戦としては納得の仕上がりに見える。奥田 それは問題ない。2走前は夏負けが長引き、前走は重い洋芝が合わなかったと師は敗因を明白にしている。その後はチャンピオンヒルズへ放牧に出され「心身ともリフレッシュして、今回は順調にきています」と体調面に不安なし。5歳となり、成長についても「体は立派になって、古馬らしい体になっている。そのへんがパフォーマンスにつながってくれれば」としていた。実績的にも力上位は明白だし、ここは上位争いに期待する。
マイク なるほど。確かに怖い存在ですが、僕はソウルラッシュに注目しています。とにかく追い切りの動きが抜群で、最終追いはCウッド6ハロン82秒6-10秒9。ヴィルヘルム(古馬3勝クラス)に3馬身先着しました。3週続けて、ラスト10秒台とキレキレの動きを見せており、池江師も「いい加速力だったし、ソラを使わず、最後までしっかりと伸びている」と好感触でした。マイク 確かに、以前はたたいた方がいいタイプだと陣営は話してましたが、この中間は乗り込みが豊富ですし、とにかく馬が充実しています。「動けているし、態勢は整っている。昨秋はマイルCS2着とG1でも走れているように力はあるから」と師も楽しみにしていました。死角はないと思います。
追い斬り激論 マイラーズC セリフォス ソウルラッシュ 日刊スポーツ
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