もともとは、会社の研修で受講したデザインシンキングのワークショップがきっかけでした。その際、顧客視点で新しいサービスを企画するという課題があり、そのときのアイディアが評価され、新しいチームが発足しました。最初のメンバーは2名というスモールスタートです。最初は、Raspberry...
また、製造業では品質や安全に対して高い基準があります。新規事業のような新しい取り組みは、仮説を立てて、実際に動くモノを作り、現場で試していただいてそのフィードバックを得て改善していくというPDCAサイクル、スモールスタートや、アジャイルなアプローチが求められます。そこで、このプロジェクトで求められる品質を関係者と事前に議論し、スピーディにプロジェクトを進められるように整理しました。もともと私はメカ設計・FAのエンジニアでしたので、IoTやクラウドはプロトタイプを開発しながら勉強しました。サービス提供のためのシステム開発には、さらなる専門知識を要するため、センサーや通信機器などのデバイス、機械学習、クラウドなどに知見をもつ複数のビジネスパートナーにプロジェクトに参画していただきました。私のチームでは、どのようにしたいかリクエストをお伝えして、パートナー企業に説明していただくことで必要な技術や要件を学んでいきました。リクエストや改善リストを考えていく時に、私達も仕様を読み解いて理解していくことで、パートナー企業と詳細な話もできるようになってきたように思います。
今後を考えると、社内にも技術が分かる人を増やしていく必要があります。社内で興味がある人にプロジェクトに参加してもらったり、パートナー企業にも依頼して、部分的にアップデート要件から社員でも対応できるように教えていただくなどして、内製化できる範囲を徐々に増やしています。