被災した能登の高齢者施設 3カ月ぶりに再開も積もる課題

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「この日を楽しみにしていたんです。自宅に帰ってきたようなもの」。石川県輪島市のグループホームで暮らしてきた認知症の高齢者らが19日、およそ3カ月ぶりに施設に帰っ...

「この日を楽しみにしていたんです。自宅に帰ってきたようなもの」。石川県輪島市のグループホームで暮らしてきた認知症の高齢者らが19日、およそ3カ月ぶりに施設に帰ってきた。1月の能登半島地震後に集団避難して以来、久しぶりの「我が家」に穏やかな笑みを浮かべた。グループホーム「ひなたぼっこ」では、80〜100歳代の入所者18人が生活していた。震度7の揺れに襲われた元日の午後4時10分ごろ、入所者たちは居間でテレビを見るなどして談笑していた。激しい揺れで車椅子ごと転倒した人もいたが、大けがには至らなかった。ただ、断水には苦しめられた。早い段階から給水車が来て手洗いなどの水は確保できたものの、トイレは凝固剤を使うなどしてしのぐしかなかった。断水が解消されるめどが立たず、集団避難を決めた。1月23日、自衛隊の車両など3台が「ひなたぼっこ」に到着すると、入所者や介護士らスタッフが分乗した。輪島市から70キロ余り離れた石川県かほく市にある福祉施設だった建物へ、数時間かけてたどり着いた。

入所者は気持ちに落ち着きがなくなると、イライラや幻覚、幻聴といった症状が表れる。避難先の仮の住まいでは、そんな症状はあまり出なかった。高橋さんは「お互い知った顔同士で集団避難したからだろう」と感じている。高橋さんは、避難先からほとんど帰ることができなかった。輪島市の隣にある志賀町の自宅はほとんど損傷しなかったが、土砂崩れで近くの道路が寸断されて避難指示が解除されていなかったからだ。入所者と一緒に寝泊まりしながら、献身的に世話を続けた。3月下旬、「ひなたぼっこ」の水道がようやく復旧した。かほく市には主治医がおらず、入所者が安心して生活できる環境を考慮して、輪島に戻ることにした。入所者の東山チノさん(102)は「好きな輪島に戻れてよかった」。高橋さんは「この3カ月間は大変だったが、全員一緒だったから乗り越えられた」と振り返った。被害が大きかった輪島市と珠洲(すず)市、能登町、穴水町では、73施設のうち半数近い31施設が再開できずにいる(23日時点)。輪島市などによると、その理由は、損傷した施設の修繕が終わっていなかったり、断水が続いていたりすることなどだ。「ひなたぼっこ」でも、自宅が全壊し

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