16年5月に亡くなった演出家・蜷川幸雄氏の代表作舞台「ムサシ」が8月、蜷川氏の七回忌を前に、追悼記念公演として再演することが23日、分かった。本作は、命の尊さ、復讐(ふくしゅう)の連鎖を断ち切ることの大切さを描いた物語。
今回、オリジナル演出の蜷川に加えて、「演出」に名を連ねるのは吉田鋼太郎(62)。吉田は、数多くの蜷川作品に参加し、16年には彩の国さいたまシェークスピア・シリーズの芸術監督のバトンも受けている。宮本武蔵は、初演から一貫して演じている藤原竜也(38)が務める。武蔵の勝負相手、小次郎役は同役4回目となる溝端淳平(31)が務める。 来年5月で、蜷川氏の七回忌が訪れる。吉田は「ああ、もう7年たってしまうのか。蜷川幸雄という偉大な船頭をなくして、僕たちはそれぞれの船でそれぞれの航海をしていましたが、またこうして、蜷川さんがかじを取っていた船に集まる事になりました。船頭の蜷川さんは居ませんが、この船は不沈船」と自信を見せた。藤原は「七回忌の記念として、鋼太郎さんの演出でもう1度『ムサシ』の世界を生きることができるのはうれしくもあり、同時に身の引き締まる思いです」と話し「蜷川さんに導いていただいた宮本武蔵という役を丁寧に演じたい」と力を込めた。
溝端は、生前、蜷川さんがよく言っていたという言葉「何故、今このお芝居を世に出すのか? その意味を深く考えろ」に思いをはせながら「『混沌(こんとん)とした今だからこそやれ』と蜷川さんに言われている気がします。蜷川さんが残してくれたものを大切にしながら、全身全霊で演じたい」と奮い立たせた。
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