英国王室を彩る約90点「KING&QUEEN展」の物語 ナビゲーター中野京子さんが語る肖像画の楽しみ[Sponsored]

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【PR】英国王室を彩る約90点「KING&QUEEN展」の物語 ナビゲーター中野京子さんが語る肖像画の楽しみ 処女の象徴とされる真珠の首飾りを幾重にもかけたエリザベス1世(=写真左) 「『私は英国と結婚したのです』という言葉通り(未婚を貫き)国に身を捧げたすごい政治家」

大きな犬の頭に手を置く端正な顔立ちの男の子が、勲章の付いたローブをまとう優男風の王に━同展に並ぶチャールズ2世をモデルにした2作品は青年期にフランスに亡命し、派手好き、遊び好きに育った王の人生の変遷を感じさせる。中野さんは「かわいらしい幼少期と、かわいらしくない中年期が並んで展示されているのが面白い」と笑みを浮かべる。

1642年に父王チャールズ1世と議会派の中心である清教徒(ピューリタン)が対立して革命が勃発。武力衝突が続くなか、16歳で亡命した。国王派は敗れ、議会派が指導者クロムウェルの主導で共和制を樹立するが、芝居や娯楽を禁じる堅苦しさに国民の支持は続かなかった。「陽気で幸運の王の治世は、国が活気づく」と中野さんは指摘する。実際、65年にロンドンでペストが大流行するが、翌年の大火が菌を焼き払い、都市改造のきっかけもつくるなど運を味方に付けた。王妃にはポルトガル王女を娶り、印ムンバイ(ボンベイ)の領有権を得て後のインド支配の礎をつくる一方、多くの愛人に15人近く子どもを生ませたといわれる。中野さんは「愛人の子どもの一人に故ダイアナ妃の祖先がいる。現代へのつながりを知ると面白みが増すのでは」と話した。《消化におびえる酒色にふけた人》(ジョージ4世)‘A Voluptuary Under the Horrors of Digestion’ published by James Gillray; Hannah Humphrey National Portrait...

張り裂けんばかりのおなかでだらしなく椅子にもたれかかり、食卓には肉の骨が転がる。食べたりないのかフォークをくわえる人物はジョージ4世。この風刺画が描く実像と、上品な表情が印象的な公式肖像画の落差は鑑賞者の笑いを誘う。中野さんは「写真のない時代の肖像画が、どれくらい実際の人物にほど遠いかを想像すると楽しい」と語る。品行方正で庭仕事を好み「農民ジョージ」の愛称で親しまれた父ジョージ3世と対照的に、自堕落で浪費家に育つ。暴飲暴食を重ね、30代で体重は100㌔を超え、最終的に200㌔近くあったという噂も。公式肖像画はたるんだ首を布で覆うなど画家の苦労がしのばれる。 美意識を疑う体形だが、建築物や芸術には熱意を傾けた。1811年に摂政(リージェント」に就くと、ロンドン市内の改造に着手し、いまの高級ショッピング通り「リージェント・ストリート」などを造った。バッキンガム宮殿やウィンザー城、ハイドパークの改修も手掛け、「英国を建築物で美しくした。いまのロンドンの観光名所には彼の功績が多くみられる」(中野さん)

長きにわたる歴史を誇り、世界中の脚光を浴び続ける英国王室。いまも続く伝統がどのように形作られてきたのか。同展の美しい肖像画を鑑賞することで、王や王女らの人生に思いをはせる旅に出かけてみてはいかがだろうか。

 

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