東京都千代田区では、今年のスギ花粉の飛散は例年並みの2月13日に開始し、飛散のピークは2月下旬から3月下旬にかけて続いています。とくに風の強い日や最高気温が20℃を超えるような暖かい日などには大量の花粉が観測されています。
また、ヒノキ花粉は3月15日に飛散開始となりました。日本気象協会の予測では、東京の今年のスギ、ヒノキ花粉の総飛散量は1平方センチメートルあたり5500個と例年並みの見込みで、3月25日までに観測された花粉量の合計は3746個と予測のおよそ7割に達しています。スギ花粉はすでに飛散のピークを過ぎている所が多くなっています。東京や仙台もまもなくピークを終えるでしょう。ピークの期間は、およそ10日から1か月ほど続いた所が多くなりましたが、広島と高松は、今年の飛散量は例年より少なく推移し、ピークの期間は例年に比べて短く、はっきりしたピークは現れませんでした。 ヒノキ花粉は、九州や、近畿、東海から関東と東北南部の一部で飛散開始しています。中国、四国も3月末にかけて飛散開始が確認される所が多くなるでしょう。この先、4月上旬にかけては暖かい日が多く、ヒノキ花粉の飛散が急増する見込みです。4月上旬は広い範囲でヒノキ花粉のピークとなるでしょう。ピークの期間は、およそ1週間から2週間ほどの見込みです。晴れる日や風が強い日は飛散量が増えるので万全な花粉対策を心がけて下さい。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。ヒノキ花粉がピークを過ぎるとまもなく、九州から東北では花粉の本格的な飛散は終了するでしょう。1平方センチメートルあたり10個以上のやや多い花粉を観測するような本格的な飛散は、九州では4月上旬まで、中国・四国から東北の多くの地域では4月中旬まででしょう。東海地方の一部は4月下旬までの見込みです。北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始となる見込みです。北海道のシラカバ花粉が飛び始める時期は、春の気温が高いと早まる傾向があります。今年は3月の気温が平年より低く推移しているものの、4~5月の気温は平年並みか高くなる見込
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