mi)は「小さい頃からの夢の舞台に2度目、立つことができて、本当にうれしく思います。東京オリンピックでは銀メダルでとても悔しかったので、次は金メダルを獲得できるように全力で挑みに行きます」と強い覚悟をにじませた。
オムニアムは一日に4種目を行い、ポイントの合計で競う。東京大会では暫定2位で臨んだ最終種目のポイントレースの中盤以降で得点を積めず、金メダルのバレンテ(米国)に敗れた。「最後競り負けてしまって、レースの後に持久力が足りないと感じた」。大舞台での悔しさを胸に、この3年間はこれまで武器にした「スピード」に加え、「持久力」を強化してきた。 昨年はレース中の落車による肋骨(ろっこつ)骨折などの負傷があり、思うような結果を残せなかった。今年に入り「レース中の不安や怖さ」を克服し、3月のネーションズカップ香港で優勝。日本代表中距離のダニエル・ギジガー・ヘッドコーチも「悠未に自信が戻ってきた」と評価。今月中旬に伊豆ベロドロームで行われたジャパン・カップはレース前の負傷により大事を取って欠場したが「体調は良好」とうなずいた。
東京五輪前から伊豆ベロドロームを拠点に活動し、ロードトレーニング中には、多くの市民からエールの声をかけられるという。また、光英科学研究所を始め、スポンサーとして支えてくれる企業にも感謝の思いを込める。「たくさんの方々に支えられて、応援していただいてレースを走れる。今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを持ってレースに挑みたいです」。2度目の舞台で輝きを放つ。
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