脳マッピングをゲーマーにクラウドソーシングすることで新種のニューロンを発見することに成功

  • 📰 gigazine
  • ⏱ Reading Time:
  • 22 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 12%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

脳マッピングをゲーマーにクラウドソーシングすることで新種のニューロンを発見することに成功(2018)

研究者によるとニューロンは数千億個がつながっており、脳は計り知れないほど複雑であるそうです。そして、神経科学者たちによる脳研究は複雑な構造における「パーツリストを組み立てている段階」のようなものであると指摘。EyeWireの共同創始者のひとりであるニコラス・ターナー氏は、「破壊しようとしている部位がどのようなパーツでできているか知ることで、それがどのように機能するかを理解することにもつながります」と語っています。は視覚認知の第一段階となっている」とスン教授は語っています。網膜は脳と同じ胚組織から成長するため驚くほど複雑な構造をしていますが、脳よりはるかに単純な構造をしています。そのため、これまで網膜神経節細胞などは単純な構造と考えられていたのですが、EyeWireを用いた研究がその認識を改め、複雑な構造や役割について解き明かすための絶好の機会を与えてくれている模様。なお、なぜ網膜神経節細胞について調査を進めているのかについて、研究チームは「網膜神経節細胞は網膜と脳のつなぐもので、脳に戻ってくる唯一の細胞だから」としています。

また、研究ではEyeWireが作成した396個の神経節細胞地図を用いることで、従来よりも細かく細胞を分類することに成功しています。これまで神経節細胞の種類は15~20個ほどしか存在しないと考えられていたのですが、EyeWireを用いた調査ではなんと35種類以上見つかっており、そのうち6つは新種のニューロンであると考えられています。 なお、カリフォルニア大学バークレー校の分子生物学および細胞生物学の教授であり、ヘレン・ウィルス神経科学研究所の神経生物学部門の教授でもあるマーラ・フェラー氏は、「ニューロンの構造と機能の関係を確立することは神経生物学者にとっての大きな目標です。しかし、ニューロンは小さ過ぎるため人間の目や光学顕微鏡では知覚することができません。しかし、EyeWireで網膜内の同じ種類の隣接ニューロンを再構築することで、これらのニューロンの空間的関係を調べることができるようになります」と同研究を称賛しています。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 80. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。