で事故死した主人公が、もういちど人間に生まれ変わるべく、徳を積みながら人生を何度も繰り返すというドラマの6話までを、お笑いとドラマを愛するライター・釣木文恵、イラストレーター・まつもとりえこが振り返ります「もう一度人生をやり直せたら」。誰もが一度は思うことをドラマにした『ブラッシュアップライフ』。主人公の近藤麻美(安藤サクラ)が事故で死んでしまったあと、次回も人間に生まれ直すために人生をやり直して徳を積む、というストーリーだ。
『ブラッシュアップライフ』は、大筋の設定をこの作品から受け継いでいる。1話で事故で亡くなった麻美は真っ白な空間にたどりつき、“死後案内所”の受付係(バカリズム)から来世はグァテマラ南東部のオオアリクイと告げられるのだ。ちなみに2度目の人生では来世はインド太平洋のニジョウサバ、3度目は北海道のムラサキウニ。毎回の人生でうまく徳が積めているのか、人間に少しでも近づいているのか、ぜんぜんわからないところが絶妙だ。また、2回目、3回目の人生で「あのときここでこうしていたら」と人生を選択していくさまは、同じくバカリズム脚本のドラマ『素敵な選TAXI』(関西テレビ)を思い起こさせる。麻美は1話の途中で死んでしまうけれど、そこまでの人生で交わされる家族と、あるいは親友、門倉夏希=なっち(夏帆)、米川美穂=みーぽん(木南晴夏)との会話がとてつもなく日常だ。慣れ親しんだ間柄の人と交わされている会話の話題とノリとテンション。この感じ、バカリズムが脚本だけでなく主演もした『架空OL日記』(読売テレビ)で光っていたところ。ドラマだけでなく映画にもなったこの作品は、放送こそ前述した他のドラマよりも後だけれど、元
たとえば2回目の人生で保育園時代の麻美(永尾柚乃)が徳を積むべく奔走する洋子先生(中田クルミ)と玲奈ちゃんのお父さん(勢登健雄)の不倫騒動。1回目の人生ではこの二人が不倫をしてしまったせいで、玲奈ちゃんの両親は離婚、洋子先生はクビ、玲奈ちゃんと小学校が離れてしまう。それを防ごうとした麻美にとって、1回目の人生でなっちやみーぽんと交わした公園の公衆電話の存在、3人で行ったカラオケで「ポケベルが鳴らなくて」をきっかけに知ったポケベルの打ち方、妹・遥(志田未来)と何気なく交わしたお父さん(田中直樹)の小銭のありか、すべてが生きてくる。 臼田あさ美(臼田あさ美)演じるドラマ内ドラマ『ブラッシュアップライフ』の主人公は、麻美(そういえば同じ名前だ!)とはかけ離れた、ずいぶんスケールの大きなことをやっているっぽい。こちらは銃で撃ったり撃たれたり、黒幕がどうこう、みたいな話になっている。
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