臨海部にある羽田空港の地下水には塩分が含まれている可能性が高い。国などは水質検査結果の詳細を明らかにしていないが、名古屋大の平山修久准教授(水道工学)は混入物質を突き止めるには「塩分以外にもどんな物質が、どれだけ含まれていたかもポイントになる」と話す。最大の謎は、水質異常が当日の一度きりだったことだ。空港施設の調査では、管の破損などの不具合は見つからなかった。平山准教授は「あくまで可能性の一つ」と強調した上で、給水管内の水圧が一時的に下がったケースを想定する。
水道管には普段は見つけられない程度の小さな亀裂や穴があり、都内でも水道水全体の3.2%(18年度)が途中で漏水している。平山准教授は「水道水の大量使用などが重なり、一時的に給水管内の水圧が急激に下がった結果、こうした亀裂などから塩分を含んだ地下水が入った可能性も否定できない」と分析。「当時の水の使用状況も併せて調査すべきだ」と話す。▼羽田空港の給水トラブル 11月6日朝、羽田空港の洗機場で水に塩気を感じると連絡があり、第1、第2ターミナルへの給水が停止された。第1ターミナルは水質に問題がなく当日復旧したが、第2ターミナルは8日午後まで断水が続き、トイレの手洗いが使えなかったり、飲食店が営業できなくなったりした。
塩分の量から考えれば、海水で間違いない
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。