プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(29)が10日、フィギュアスケート男子で22、23年世界選手権2連覇の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が現役引退を発表したことを受け、スポニチ本紙にコメントを寄せた。このコメントが22年に羽生さんがプロ転向を表明した際に宇野が送ったメッセージへの“アンサー”になっていると、ファンの間で感動を呼んでいる。これを受けて羽生さんは「小学生、中学生の頃から宇野選手と共に戦ったり、共に歩んできた身としては、どれほどの覚悟で頑張ってきたのかを知っていますが、少し環境が変わるだけで、これからも頑張っていくのだろうから、僕からの『お疲れさま』は言わないでおこうと思います。どうかこれから先に、幸せをたくさん思い描けて、たくさん叶(かな)いますように。『宇野昌磨』の理想のスケートを、ずっと楽しんでいきます。普通の、年齢が3つ違いなだけの男性同士で、たわいもない会話をしましょう。そしてまたスケーターとして、リンクで、笑いながら本気出せる、熱くなれる、2人にしかできない時間を過ごせる機会がくることも、どちらも本当に楽しみに待ってます。『ゆづくん』として『昌磨』と世界で競技
22年に羽生さんがプロ転向を表明した際の宇野のメッセージは「ここからはゆづくんと呼ばせて頂けますと幸いです。ゆづくんの背中をずっと追いかけ続けてきて、今後の競技会で同じ競技者として会えないことにはまだ実感がありません。ただ、ここまでフィギュアスケート界を牽引し、プロに転向されてもゆづくんは変わらず牽引し続ける存在だと僕は思っています。今こうしてフィギュアスケートが多くの方々に認知されるようになったのは、先輩方の功績だけでなく、やはりゆづくんの存在がとても大きかったです。今まで誰も成し遂げたことのないことを成し遂げる、それがどれだけ大変なことであっても最前線を何年も何年も走り続けていく姿勢は誰も真似できないですし、背中を追い続ける僕にとっては大きな道標でもありました。微力ながらも、切り開いてくれた道を後輩や次の世代に繋いでいけるように頑張ります。これからも『羽生結弦』という理想を追い求めるゆづくんとゆづくんのスケートを楽しみにしています。最近では主に競技の場でしか会えなかったので、お互いアスリートしてではなく、普通の20代の男性同士として、ゆっくり言葉を交わせる機会を作ってもらえたら嬉し
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